現在、多くの業界において人手不足が叫ばれております。
私がこれまでに関与させていただいた企業様においても、上長の下の部下がいないケースや採用活動をしても適切な人員が集まらないといったケースがみられます。
日本において、就業者数は増加(1990年に6,249万人に対し、2022年は6,723万円:総務省「労働力調査」(2023年3月)より。)しているものの、労働投入量は減少しております(1990年代半ばに約1,300億時間に対し、直近2021年には約1,100億時間)。
これには、労働時間の相対的に短いパートタイム等の非正規労働者の増加と、人々の働き方の変化による影響より、労働者1人当たり労働時間の減少していることが考えられます。
労働者1人当たり労働時間は、1990年代半ばに約1,900時間に対し、直近2021年には約1,650時間まで減少しております。
※労働投入量=就業者数×1人当たり労働時間。
※労働投入量、労働者1人当たり労働時間は三菱UFJリサーチ&コンサルティングより。
https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2023/05/report_230508_01.pdf
財務分析においては、労働生産性(付加価値/従業員数)が用いられることがありますが、今後は時間当たり生産性(付加価値/労働時間)などの時間当たりの指標を用いることが重要となるのではないでしょうか。
今後、生産年齢人口の減少が予測される中、フルタイムでの適切な人員の確保は難しくなることが考えられます。
また、時間当たり生産性を重視することにより、最小の時間で最大の利益を獲得することを目指すこととなります。
具体的には、下記の取り組みが考えられます。
①時間当たり付加価値の高い仕事を受注する。
→販売単価や付加価値額のみならず、生産に要する時間や事務処理に要するコストも考慮する。
②時間当たり利益の低い仕事の「価格」を引き上げる。
③技術力向上等で作業にかかる時間を短くする。
④直接利益を生まない事務処理等にかかる時間を減らす。
⑤社員が自分の得意分野に集中できるよう仕事を分担する。
※なお、私がデータ作成の際は、下記のようなことに留意しておりました。
①資料作成の際に、参照資料を記載する。
→source:「〇〇」エクセルなどのように、参照資料を記載しておく。
②元資料の加工が必要な場合、元エクセルファイルと加工エクセルファイルを保存しておく。
→なお、毎月作成する資料の場合、「2023年度」フォルダ>「1月」フォルダのように後から検索しやすいように保存しておく。
③毎月作成する資料については、Vlookup関数などで自動更新する。
→エクセル内に参照元のシートを貼り付け、Vlookup関数などで資料を更新できるようにする。なお、項目の追加などがあった場合、適宜、行を追加するなどのメンテナンスが必要である。
また、私がよく使うエクセルの便利なショートカットについて、下記があります。
Alt+Shift+=オートサム
Windows+D→すべてのアプリを最小化。
Alt+Tab→次に開いているアプリを選択。
Alt+Shift+Tab→前に開いていたアプリを選択。
Alt+W+F+F→ウインドウ枠固定
Alt+D+F+F
→フィルター作成。フィルターがある場合に押すとフィルター解除。
Alt+H+S+C→フィルター選択解除
Alt+H+E+A→書式をすべてクリア。
Alt+H+B+A→選択範囲に格子線を引く。
Control+スペース→列選択
Shift+スペース→行選択
Alt+W+V+G
→目盛り線非表示(エクセルの目盛り線がなくなり、見やすくなります。)
Control+0→列を非表示
Control+9→行を非表示
Ctrl+Shift+➕
→挿入(行選択して押すと行挿入。列選択して押すと列挿入。)
Ctrl+-
→削除(行選択して押すと行削除。列選択して押すと列削除。)
行や列を選択し、Shift+ドラッグ→選択した行や列を移動。
Alt+H+F+F→フォント変更
Alt+H+H+N→塗りつぶしなし。
Alt+N+S+H→図形作成。
Alt+g+g→グループ化
Alt+u+u→グループ化解除
Alt+N+V→ピボットテーブル作成
Alt+N+S+Z+C→ピボットグラフ作成。
Alt+M+P→数式の参照元を表示。
Alt+M+D→数式の参照先を表示。
Alt+M+A+A→数式を削除。
Alt+H+O+I→列幅調整
Alt+O+R+E→行の高さ調整
また、エクセルの便利な関数として下記があります。
INT関数→小数点以下切捨
MOD関数→割り算の余りを求める。
JIS関数→すべて全角に変換。
ASC関数→すべて半角に変換。
Upper関数→英文字をすべて大文字に変換
Lower関数→英文字をすべて小文字に変換
Proper 関数
→最初の英文字を大文字にして、残りを小文字データに変換する関数