いい看取りに立ち会えました。

 

先日の夜勤でステルベンあたりました。

 

その患者さんの状態が悪化してから、2週間。

遠方に住む息子さんは、週末になると病院にきて

一日中付添い、時には兄弟も連れてきたりして

夜は近隣のホテルに泊まって過ごしていました。

 

そして、この3連休の最終日。

患者さんは、息子さんに

手を握られながら息を引き取りました。

 

レベルが3ケタまで落ちても

 

声かけるとうなづく感じがするんです。

きっと、声が聞こえているんです。

だから、今日はベッドサイドでずっと姉と話をして

父に声を届けようと思います。

 

といって、

ベッドサイドで兄弟で話をし続けたり

時には、看護師と一緒に体位変換をしたり

離れて過ごした期間を取り戻すかのように

家族の時間を大切に過ごされていました。

 

エンゼルケアにも一緒に入ってもらいました。

亡くなったお父さんの思い出話を聞きながら

私もまた、満ち足りた気持ちにさせてもらえました。

 

病院に入院してしまうと

最後の瞬間に立ち会えないことは

しばしばあります。

 

コロナが流行してからは、なおのこと。

そのことで、家族から

クレームを受けたこともあります。

 

そんな中で、最後の数日、時間を共有し

看取ることができたのは本当に理想的。

 

亡くなった患者さんも

幸せな最期だったと思います。

 

ここまで素敵な看取りは無理でしょうが

私もいつかやってくるであろう両親の看取り

そして、私自身が看取られるとき

悔いのない時間を過ごせたらいいなぁ。

 

そんなことも考えてしまうのでした。