不妊治療の末、娘を授かったと書きましたが、

なかなかブログには書いてませんでした・・・



学生の時、深夜の番組で不妊治療の特集していまいした。

結婚したカップルの2割は不妊治療が必要だと・・・


まさか、自分がその2割になるとは思っても見ませんでした。


結婚して一年過ぎても子供には恵まれず、

2004年5月。不妊専門病院の門を叩きました。


一通りの検査を行い特に問題は見当たらない・・・

若干、卵管の通りが悪いかなと。

まずはタイミングを行うことに。

半年たって結果が出なければ次のステップに移りましょうと先生からは言われました。

しかし、半年過ぎても結果が出てないのに、先生は相変わらずタイミングを・・・

最初からあまり印象の良くない先生でしたが、

2005年8月。思い切って他の病院へ転院することにしました。


まずはやはり一通りの検査。

問題は見あたらないとの事でしたが、一年間タイミングをしても結果が出てないと言うことで、

AIHを試してみることに。

6回試して結果が出なかったら、体外受精も考えてみましょうと。


少し急いでいました。

夫は間もなく40代。

夫の両親は80に手が届きます。

しかも夫は一人っ子。

孫を産めるのは私しかいないのです。

義母も40で子供を産んだ人なので、

孫が欲しいとかそんなそぶりは一切見せませんでしたが、

元来子供好きなのは知っていたし・・・

言ってはいけない事かもしれないけど、

もうすぐ80・・・



AIHで妊娠した方達の体温表と自分の体温表を毎月毎月にらめっこ。

体温が下がるたびに落ち込みました。

自分と同じ体温表の人はいないかしら!!って

探しまくってました。


そして6回目のAIH。

先生には今回結果がでなければ、来月は体外受精を受けてみませんか?・・・と提案されました。


しかし、6回目のAIHで2006年3月に、

待望の妊娠音譜

初めてお腹に命が宿りました。

そりゃぁもう、嬉しくて嬉しくてラブラブ

お腹をナデナデしてました。


でも、4月、妊娠9週で流産。


朝トイレに行くとピンク色のおりものが・・・

鮮血じゃないし、大丈夫だって思ってました。

前の週に初めての3ヶ月検診を受けたばかり。

心臓はピクピク元気に動いてました。

友達もこの時期出血して、無事に育っていたし・・・


でも、あかちゃんの心臓は動いてませんでした。

先生はストレートには言わず、「元気が無いみたいだねぇ・・・」

でもどう見ても、前の週に動いていた心臓が動いてません。

何で私が?!って正直思いました。

不妊治療もして頑張っている私が何で!!って。


別に紹介された病院で3日後に手術が決まりました。

全身麻酔であっという間に手術は終わりました。


先生はAIHで妊娠する事が解ったから、

翌月からまたAIHを試しましょうと言ってくれました。

でも・・・駄目でした。


2ヶ月治療をお休みしました。

海外の友人宅へ夏休みを利用して行ってみたり、

リフレッシュしました。


そして8月に再開して2回目のAIHで妊娠。

10月に妊娠が解りました。


9回のAIHを経て、6月23日に元気な娘が誕生しました。


辛くて、悲しい思いもしましたが、

娘に出会えたことを、本当に嬉しく思います。



そして今日、11月16日は天国へ行ってしまった我が子の1歳の誕生日。

もしこの子が誕生していたら、

今、娘に出会う事は無かったと思うと複雑な気もしますが・・・


初めて宿った小さな小さな短い命・・・

私達の子供には違いありません。


この世に生は受けてないけど、

お誕生日おめでとう。