新型コロナウイルスの影響で、国内のスキー場の30か所が休業や廃業をしたとのニュースを見ました。今年は雪も多く降っていてゲレンデの雪の状態はとてもいいのに営業にこぎつけても、

規制によって営業が苦戦し運営がうまくいかないスキー場が多く、仕方ないく休業や廃業をせざるを得ない状態に追い込まれたところが多いということです。ウインタースポーツを楽しめるスキー場が少しづつ減ってしまうのは残念なことです。しかしこのご時世で仕方のないことなのかもしれないと現実的に考えてしまうのも事実です。

 

さて今回は、合成紙(ユポ紙)についてご紹介していきたいと思います。

同じ紙でも、原料が変わると特性も全く変わってくるので最後まで読んでいただき参考にしていただけると幸いです。

紙の主原料が木材パルプなのに対し、ユポ紙の主原料は石油からできる合成樹脂(ポリプロピレン)です。従来紙の弱点とされていた『水に弱く、破れやすい』という問題点を克服した合成紙です。素材は、張りがあって硬く見た目は紙ですが、プラスチックに似た特性を持っています。

印刷はくっきり鮮明で発色が良く、水や湿気に強いのが特徴です。

耐水性に優れているため、濡れてもインクがにじむこともなくさっと拭き取ればきれいになります。耐熱性に対しては残念ながら高くないので高温になる場所での使用は、気を付けなければなりません。ハリがあるので巻いて保管をしていても巻きクセが付きにくく展示をするときもスムーズに作業ができます。表面が滑らかなのも特徴の1つです。塩ビシートは伸び縮みしやすいのに対し、ユポ紙はのび縮みしないという特性もっています。

 

主な特徴をわかりやすく箇条書きにしてみたいと思います。

①鮮やかできれいな印刷

②耐水性に優れ水や雨に強い

③とても軽い

④破れにくく丈夫で長持ち

⑤油や薬品に強い

⑥リサイクルが可能で地球にやさしい

⑦燃やしても有害物質が発生せず、環境にやさしい

※また、ラミネート加工をすることによって傷(インク剥がれ)や汚れも防ぐことができます。

ラミネート加工にはマットとグロス(つや)があり、加工をすることによって質感を変えられるのも魅力です。

 

■よく使用される場所

自転車や機械などのステッカー、屋外で使用するポスター、飲食店のラベル、選挙の投票用紙、POP、地図、レストランのメニュー、屋外で行われるスポーツのスコアカード、病院での検体ラベル、宅急便の袋 etc...

このような日常で見かける多くの物に使用されているため、知らないだけで意外にも見かけたり実際に使用しているなんてこともあります。こうしてみてみると身近なものにもたくさん使用されている気がしますね。

 

最後に、ここまでメリットだけをご紹介してきましたがデメリットもいくつかあるので合わせてご紹介していきたいと思います。まずは価格ですが通常の紙に比べてだいぶ高価なものになります。紙より長持ちする点から考えて長期間使用する場合は、問題ないかと思います。

次に印刷ですが、通常と同じ印刷技法で印刷が可能ですが乾燥する時間が長くかかります。最近ではUVインクでの印刷の普及によりこの問題はクリアされてきています。

デメリットよりメリットが多いユポ紙なのでこの先も様々な場所でもっと使われていくと思われます。

弊社のサイトでも、ユポ接着シートを扱っております。

裏面が接着シートになっているため窓などに貼って使用すると宣伝効果が期待できます。

合成紙の他にも、接着シートを取り扱っていますので是非1度遊びに来てください!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。