沖縄神道史の特徴として、目に着くのは新懸り、又は新神とも荒神ともいう神の出現である。これは、なお予期せられざる神の来臨が稀ならずあったことを意味し、信仰の最も活気ある部分であったように思われる。そういう神々は後にどうなってしまったかが一つの問題であるが、無統一であり、まだ説明せられていない。