リンク・フリーです。
さて今回からはわび・さびについて書きます。
何回かに分けて書きます。
ともに中世文芸の中で育むまれ
近世以降にも継承される新たな意味を、
およそ平安末期から鎌倉初期にかけて獲得した語で、
その趣きは異なるものの、
どちらも好ましい情趣を意味するに至った。
それ以前は、<わび>が主として失意・落胆・
失望・不如意・困惑等を、
<さび>は古びによる生気や本来の姿の衰退・喪失を表す語として、
負価値の意味に用いられていた。
その両語が平安末に至り正価値の意味を獲得するのは、
負価値なもののうちに好さを積極的に見出さんとする意識が
形成されるに至った結果である。
2012年・記事一覧表
2011年・記事一覧表
さて今回からはわび・さびについて書きます。
何回かに分けて書きます。
ともに中世文芸の中で育むまれ
近世以降にも継承される新たな意味を、
およそ平安末期から鎌倉初期にかけて獲得した語で、
その趣きは異なるものの、
どちらも好ましい情趣を意味するに至った。
それ以前は、<わび>が主として失意・落胆・
失望・不如意・困惑等を、
<さび>は古びによる生気や本来の姿の衰退・喪失を表す語として、
負価値の意味に用いられていた。
その両語が平安末に至り正価値の意味を獲得するのは、
負価値なもののうちに好さを積極的に見出さんとする意識が
形成されるに至った結果である。
![やじるし](https://emoji.ameba.jp/img/user/38/3838happysun/3598642.gif)
![やじるし](https://emoji.ameba.jp/img/user/38/3838happysun/3598642.gif)