さて前回のブログではようやく完成したフィエスタレッドにこんなことをしました.

ひっぺがしています(笑) せっかく塗ったのにあせるあせる

でも音が良くなかったんです.なんかこもったような・・・

抜け切れていないような・・・・

このグレーのところ・・・  柔らかい真顔真顔真顔

この層を無しにしよう!!

 

このグレーのサフェーサーと呼ばれる塗料.ギターにはあまり使わないほうが良いように思いました.

吹くならかなり薄くが良さそうです. 今回のやり直しでは下地をきっちり作って,微修正は下色のところでやります.

はい 塗装をきれいに取り除きました.今回は,ポリエステルの下地も削りとります.

これが大変でした.オービタルサンダーでブーンと削っていくのですがなかなか削れず,化学製品のような悪臭をだす白い粉が大量に舞い上がりますチーンチーン  防塵マスクしてないと寿命チジミますチーン

さてところどころ木が見えてきました.本当は全部均一に落としたかったですが,こころが折れました.

それほどまでに分厚く,強固な塗膜がポリエステル下地です.トップコートまでこれをやってると,それはもう木材ではなく,ポラスチック製のギターといってもいいように思いました.

さて,塗装の工程にはいります,最初はフィラーです.サンディングシーラーともいいます.ニトロセルロース入りのものを使用します.

ポリの下地を取り除いたからか,木目がイキイキしているように見えますニコニコニコニコ

気持ちギターも軽くなっていますグッド!

今回はフィラー工程は一回のみで,次に行きます.

はい,発色用のアンダーコート(下地)です.通常のラッカー塗料です.

カラーはアイボリーです.は薄ーく2回吹きました.乾燥後,水研ぎで表面を少しならしました.

さてレッドを塗っていきます 薄ーく,シャバシャバの塗料で吹いていきます.

レッドは2回吹きました. 3日乾燥させ,その後,クリアーを同様に薄く吹いていきます.

クリアーは3回吹きました.右の写真はクリアーのあとに水研ぎしたところです.1500番のペーパーまで使いました.

さて バフ掛けをしてヌルヌル,てらてらの艶になりました.グラサングラサン

はやる気持ちをおさえて組付けです.塗膜の厚さは0.5mm程度のように思います.

ダミーネックのところで塗膜の厚さを確認しました.いわゆるフェンダーのシンラッカー塗装と同じくらいです.

知り合いのビンストもこのくらいでした.個体差があるようです.

完成ですグッド!グッド!ニコニコニコニコ 肝心な音は・・・

最高ですポーンポーン 知り合いのストラトマニアにも弾いてもらいました.

私ももちろん感じていますが驚きの違いだそうです.本当にそれぐらい変わりました.

知り合いのストラト好きがうなりながら弾いています(笑)

ビンストを2回,自分でリフィニッシュした人は少ないでしょう.

しかも下地がポリであることもわかりました.個体差があるのでしょうがこの部分を少し薄くしてやると良いと思いましたね.

また塗膜全体の厚みも個体が大きいようです.薄すぎず,厚すぎずのところがバランスの良い音を出力するように思いました.

 

リフィニッシュ編終了ですグッド!

 

 

 

 

さて前回は塗装はがしていくうちに,以下のことに気づきました.

本文中ではラッカーはニトロセルロースラッカーのことを指しています.

 

オリジナルの塗膜は,表面側からクリアーラッカー,ブラックラッカー塗料,イエローサンディングシーラー,ポリウレタン下地の4層からなっていることがわかりました.

 

問題はイエローのサンディングシーラーがパテのような感触の若干柔らかい層が厚く残されていたことです.

このサンディングシーラーから上だけで塗膜は0.8-1.0mmくらいでしょうか真顔

全体がパリッとしていたら問題はないのですが,せっかく表面がラッカーでパリッとしていてもその下がダルだるの塗装では木材が鳴りきらないように思えます.

 

そして木材の直上は強烈に硬いポリエステル樹脂でコーティングされていました.

とりあえず今回はこのままラッカー塗装の工程に入ります真顔

詰め物をして,木部への吸い込みを防ぐためフィラーと呼ばれる塗料を2回薄く吹きました.

つぎにニトロセルロースアンダーコートと呼ばれる,少し柔らかいぱてのような塗料を吹きました.

これを2日ほど感想させ表面を研ぎます.

研ぐとこのような感じになり段差を埋めてくれます(後にこの工程は省くようになりました.)

 

さて次は発色用の下地塗料を吹き付けます.

アイボリーですね.もちろんすべてニトロセルロースラッカーです.

 

 

さてカラーは・・・  フィエスタレッドを狙ってみましたニコニコ 人気があるレアカラーですよね.

うまく塗れるでしょうかグラサン

はいパー 吹きました.いい艶が出ますね~ 魅惑的なラッカーの艶です.

 

フィエスタレッドが乾いたら,表面のぶつぶつを軽く取り除いてクリアーコートの工程に入ります.

クリアーは2回塗りました. 実は今回,各工程での塗料の希釈が甘く,かなりの厚塗りになっていたと感じていました.

しかし後戻りはできません真顔

 

ピックアップアッセンブリを取り付けます.

コントロールもぼろだったのでCTS製のものに3個とも交換,セレクタースイッチ(CRL?)はきれいでしたのでそのまま.

ジャックも錆びていたのでスイッチクラフトの新品に交換.

ギターらしくなってきましたニコニコ

はい 完成です.

見た目はかなりいい感じです.

 

 

でも1週間後にはこうなりました((笑))

納得するまで塗装繰り返します(笑)

次のブログに書きますね.

 

 

 

 

久しぶりの投稿です.

しばらく前は趣味でアコギのリペアをしていましたが最近はエレキギターのリフレットやら全塗装やらを趣味でやっていました.

いいエレキが一本ほしいなぁと考えていたころヤフオクで1993年製のフェンダービンストを発見ニコニコ

1954モデルです.オリジナルのブラックが素人作業でレリック加工されているため格安で出品されていましたのでこれを落札真顔 このままの状態でのサウンドチェックもしました.

なにか音がもっさりしてるなぁ というのが正直な感想ですチーン 塗装が分厚い感じがします.

個体差なのでしょうか.知り合いのヴィンストは木筋が見えるぐらい塗装が薄く,弾けるような鳴り方をします.

ネックデイトを確認. 1993年7月23日が誕生日のようです.

ネックは板目の木目どりで,年輪が密に詰まっています.

ところどころバーズアイのようになっていて叩くとカンカンと高い音で良く響きます.ネックは良いです.

ネックにスタンプが M.Gastelum? 調べてみるとフェンダーのネック製造部門の方のようです.

ネックポケットも見てみましょう真顔 何名かのサインがあるようですがほとんど読み取れません真顔

1993のスタンプが見えるので製造年はその年でしょう.このあたりのつくりの雑さはいかにもアメリカンって感じですニヤニヤ 日本製はこんなことありませんもんねグラサン 音とは関係ないと思いますが.音が良くなければ意味がありません.

 

さて汚い塗装は取り除きましょう.ヴィンストの塗装をはがす人は少ないと思いますので貴重な資料になるかと思います.

 

アイロンを当てて20秒くらい待つと塗装がブヨブヨになりますので,スクレパーを差し込むとテロテロ~って感じではがせます.ブラックの下地はイエローですね.材質的にサンディングシーラーでしょうか?パテのような触感です.この層にスクレパーが入っていきます.ブラックの発色をよくするために黄色を吹くことは多いかと思いますが,発色用の塗料というよりは黄色のサンディングシーラーを兼用しているように思えました.塗膜はお世辞にも薄いとは言えません.

コンターはスクレパーを使うと傷がつきますのでサンダーと手作業で地道に落としていきますあせる

この部分だけで2時間くらいかかったように思います.どんだけ厚く塗ってんねん!!って思っちゃいます.

これラッカー塗装ですよあせる

これが黄色いサンディングシーラー兼下地の研ぎ粉です.サンディングシーラーでしょ?

サクサク研げます.でもこの柔らかい層をかなり厚く残しているのはいかがなもんでしょうか真顔

こいつが音をもっさりさせていると思うほどに柔らかく厚い塗膜です.

さてここまできましたニコニコ きれいでしょ?

でもですね ここからに秘密があります.

実はこれ下地の塗装が残っています.非常に硬い成分です.

調べてみたところUV硬化型のポリウレタン樹脂による目止めが行われているようです.

めちゃくちゃ硬い塗料でスクレパーも食い込まないほどです.

ニトロセルロースラッカーかどうか確認するため,塗料シンナーで表面を吹いてみましたが全く反応しません.やはりポリウレタン樹脂の下地です.しかもまたこれが厚い!!ポーン

見えますか?下地にウェザークラック入っています.

この下地1mmくらいあります.

裏にも同様に真顔カチカチの塗料です.

よくラッカー塗装は(厳密にいうとニトロセルロースのラッカー塗装)木が呼吸するとか言われますけど・・・

完全に窒息していると思いました.

じつは今回はこのまま塗りの工程に入りました真顔

その後,再び塗装をはがし、このポリウレタン樹脂の下地を削り落とすことになるのですが,その響きの違いには驚きました.

長くなるので

続編に記載しますね