第97話 大西洋と2つの氷
レフェイが歴史の本文の石碑に触れると、レフェイの前に神様の姿があらわれた。
「レフェイ、あなたがこの冒険をはじめた場所は、世界からはベーリング海と呼ばれている海です。あなたが記憶を失ったのはその直前です。つまり、ベーリング海に来た時より前の記憶を、あなたは失っているのです。末日証人教はクック諸島にあります。」
レフェイは神様に尋ねた。
「俺たちが今いる場所って、世界からは何て呼ばれてる場所なんですか。」
「南極海と呼ばれている海域の少し手前の所です。」
「南極海ってどこですか。」
「クック諸島よりも南です。」
「それじゃぁ、末日証人教を通り過ごしちゃったって事ですか。」
「しかし、南極海の氷と北極海の氷に触れた者にしか、末日証人教がある島の姿が見えません。船員全員が触れる必要はありません。誰か1人が触れれば、つまり誰か1人に末日証人教がある島の姿が見えさえすれば、末日証人教へたどり着けます。ただし条件は、南極海の氷と北極海の氷は、同じ人が触れる事です。」
「今まで俺たちは、どこを通って来て、これからどこへ向かえばいいのですか。」
「レフェイ、あなたが冒険をはじめた場所はベーリング海。そして、太平洋を旅してきました。すでにクック諸島は越えています。そして、もう少し旅をすると、南極海にたどり着きます。そして、大西洋を通り、北極海に行き、もちろん両方の氷に触れ、再びベーリング海を通り、太平洋を通り、クック諸島にたどり着けば、末日証人教がある島の姿が見えてきます。」