昨日のアナザーストーリーを書いてみました~♪
「オニュと俺とバスケ♪」
俺がオニュと初めて会ったのは高校1年、バスケ部に入部した時だ。
あいつはちょっと気弱そうに部室の隅に座っていた。
俺が部屋に入ると自分から「B組のオンユです」と挨拶してきた
正直、バスケはそんなに上手くはないが周りの動きを他の誰よりもよく見ている。
そして見かけによらず腕の力が強い。
いつも部室の隅でボールを指先でくるくると回してるオニュ、俺は何故かそんなあいつが気になった。。。
2年の夏、3年の先輩が引退して部長を決める時に俺はオニュを推した。
どっちかというと自分からみんなを引っ張っていくタイプではない。
メンバーにあれこれ指図するタイプでもない。
そんなオニュだけど、あいつにならついていけるような気がしたからだ。。。
あいつはみんなのムードメーカー。
特に面白いわけじゃないのに周りには人が集まってくる。
あいつのひと言で空気が和らぐのがわかる。
俺も何度もそんなあいつの行動や言葉に助けられた。
技術的には俺の方が上だが、あいつのチーム全体の動きを見る目は鋭かった。
そんなオニュが俺には頼もしく、信頼できるやつだった。
多分、1番驚いたのはオニュ本人だろう。
2年の夏頃からオニュを見ているといつも俺と同じように見つめている女の子がいることに気がついた。
オニュ自身は全く気づいてない。。。
名前は知らないが、下級生だというのはわかった。
もしかしたらオニュに気があるのかな。。。
まさか (゚Ω゚;)
もしそうなら、あいつを好きになるなんてどんな性格をしてるかは知らないが男を見る目はありそうだ。
3年の夏の引退試合。。。
運が悪い事に1回戦の相手は強豪チームだった。
序盤からみるみる点差は開いていく。
メンバーの士気が一気に下がっていくのがわかる。
そんな中でもオニュは全く手を抜かなかった。
メンバーを責める事なく自ら全力プレーで戦った。
そんな引退試合だった。
学生生活すべてをバスケに費やしてた訳じゃないけどさすがに最後の試合が終わると俺もオニュも抜け殻状態だった。
大学受験に備えて夏期講習で忙しくてオニュとはなかなか会えずにいた。
そして、秋になって高校生活最後の体育祭があった。
体育祭の前日、珍しくオニュから連絡があった。
久しぶりに会うオニュは前より男らしくなっていて眩しかった。
どうやら女の子からコクられたらしい。
あいつは戸惑っていた。。。
相手は俺がオニュを見ている視線の先にいつもいる女の子だとわかった。
オニュもここ最近はその子の存在が気になってたらしい。。。
まんざらでもなさそうなオニュの様子。
俺はちょっと後押しをしたが、オニュの気持ちはすでに決まってたようだった。
体育祭が終わったあと、俺はオニュを待たずに学校を後にした。
きゅーーっと胸を締め付けられるような寂しさを感じた。。。
なんでだ?? まさか!? 俺、オニュの事を。。。 (・・。)ゞ
拙い文章を読んで頂きありがとうございます!
昨日は女の子目線で書いたんですが、あまりにも自分との違いに違和感いっぱいだったので(笑)今日は男の子目線にしてみました♪
こっちの方が抵抗なくすんなりと書けました~www
画像はお借りしました。