満月の夜に陣痛が始まり、やっとやっと、我が子に会うことができました。






いつ産まれるかなと毎日ソワソワしながら過ごした臨月。




頻尿と寝付きの悪さで睡眠不足の日々でしたが、安産にいいという謳い文句のエクササイズやヨガを毎日やって、ラズベリーリーフティーを飲んで、気持ちを落ち着かせる音楽を聴いて、陣クスと言われるカレーも食べて笑、その日に備えてきました。





数日前の健診では、子宮口は全然開いてきてないし予定日超えそうだね、と言われていたのですが。






自分の中でこの日と予想していた満月の日に、不思議と前駆陣痛がいつもより長く続き、なかなか引かずに本格的な陣痛となりました。






夜中に夫とタクシーで病院に向かう中、綺麗な月を横目に見ながら痛みに耐えました。






出産は想像を超える痛みだったけど、意外と冷静なままでいられて、子宮口が全開してからはエクササイズの成果を出すべく思いっきりいきみました。





あと少しで待ちに待った我が子に会える!と思うと、不思議と力が出てきて、もう無我夢中でした。





最後の最後の痛みは半端なかったけど、頭の次に手、そのあと体が出てくる感覚があって、完全に外に出てくる前に小さな事で泣き出したのが聞こえました。





放心状態になっていましたが、子どもの姿を確認し、先生や助産師さんたちの「おめでとうございます」という声を聞くと、自然と涙が出てきて止められませんでした。







夏に妊娠が分かってから、いろんなことがあったけど、お腹の子を第一に過ごしてきて、こうして対面することができて本当に嬉しかったです。



産まれてすぐ、私の胸の上にきて、一生懸命呼吸をする我が子は本当に愛おしく感じました。




立ち会いも面会も禁止でしたが、自宅から応援してくれた家族と、手厚いケアをしてくれた病院のスタッフの方々に支えられて、無事に出産を終えることができました。

この感謝の気持ちを一生忘れずにいたいと思います。