蓮盛抄( れんじょうしょう) 凡そ世間の沙汰尚以て他人に談合す況んや出世の深理(じんり)寧(むし)ろたやすく自己を本分とせんや(蓮盛抄、153頁)【通解】およそ世間の問題でさえもなお他人と相談する。まして出世間の深理はむしろ容易に迷いの自己を本位とできようか。