4番・ピッチャー大谷
「エースで4番」プロでも投打両方やると決めてから、目指してきたもの栗山監督は、彼のファイターズとしての最後の登板で、その夢を叶えてあげたかったんだろうなと思いました。本拠地最終戦、9回完封勝利途中までは、「もしや…」と予感させるほどの圧巻の内容。久々にウキウキワクワクドキドキの高揚感を感じるピッチング。今季初めての球数制限なしだったこともあり、終盤は四球も嵩んでしんどい投球だったけれど、今日の主役はやっぱり大谷投手だった。4番打者として4回、ヒットで出塁後、連打で先制のホームを踏んだ。8回、4打席目は空振り三振。最後のバッターだった。今季は5試合しか登板していないし、長年不動だった4番は極度の不振でもはや不動ではなくなっていたし、イメージ通りの「エースで4番」ではなかったかもしれない。「最初で最後」と思わせるような形で実現したいものではなかっただろうし。それでも何より凄いのは、「そんなこと無理だ」「できるわけがない」などと思う者はもういないだろうということ。もう何度かDH解除はやっているし、「1番・ピッチャー大谷」で先頭打者ホームランまで打ってるし。ルーキー時代の批評やコラムを今読むと、この5年間でどれだけのことを成し遂げてきたのかということに、改めて深く感嘆します。本人の発言はまったく報道されていないのに、既成事実みたいに捉えることはしたくないのですが、行くにしろ残るにしろ、シーズン最後にいい試合を観せてくれてありがとう!と言いたいです。