優美です





料理人の◯くんが

居なくなってから



私は

彼が書いてくれた日記を

読み返していました







出会って一年





彼の日記を

読み返す事などなかったけれど




改めて読んだ日記には

私達の

色々な思い出が詰まっていました






すぐに調子に乗るし

かと思えば

すぐに落ち込むし





その度に

私もイライラしたり

ほっとけなくなったり




彼の気持ちに合わせるように

私の気持ちも

上がったり下がったりした





だけど

どんな時も

彼は優しかった事を思い出した





彼は

日記以外にも 

日常の様々な風景を

写真に納めてくれていました






その日食べたものや

職場での様子

通勤時の景色



友人との写真や

新しく買ったもの



たくさんの写真は

私に全てを曝け出してくれていました






彼はどんな時も

私を尊重してくれていた







勝手にブロックしておいて

連絡するのは気が引けたけど






一言だけ




グループに戻ってよ


メッセージを送った





送ったけど






そのメッセージが

読まれる事は



ありませんでした