齋藤孝「読書力」を読みました。これを読むとますます読書がしたくなる・・・ | 親愛なる人に-読書の薦め

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読んだ本の感想などを、本屋さんで見かける推薦文のように綴ります・・・お薦め度合いは、☆の数で評価します。親愛なる本好きの人たちに,このブログを届けたいです.

斎藤 孝
読書力

☆☆☆☆+
2002年9月 210p 岩波新書


斎藤孝「読書力」を読みました。


「読書力」とは何か?それは本を読み抜く力、と著者は説きます。本を読むことで、思考力を鍛え、自己形成を高め、コミュニケーション力を高めることができると言います。そのためには、簡単な読書だけではなく、精神の緊張感が高まるような本を読む必要があると言います。読書力があるかどうかは、4年間でおよそ100冊の本と、50冊の新書を読みこなしていることが一つの目安となると主張します。あなたは読書力ありますか?


ということで、齋藤孝の読書力、読書好きには励みになる本です。


最近読書が趣味だと暇人と思われるのではないかと、少し不安でしたが、読書はすべきだ!とはっきりと擁護してくれます。


序章は読書力とは何か、1章では自己形成としての読書、2章では読書をスポーツだと提案します!また、3章では読書はコミュニケーション力の基礎だとも説きます。読書好きを弁護してもらってくれているようで、うれしいと思いつつ、安易な本に流れがちで、緊張感のある本を最近読んでないかもしれないと、自分自身反省もしました。文章も平易で読みやすいです。著者はすごく読書力が高いのでしょうね。。。


ちなみに本を読むときは、一流の先達者が自分のために講義をしてくれている、自分に語ってくれている、と思って読むと本のありがたさがわかるとのことです、なるほど。。。


巻末に「読書力」お薦めリスト文庫100選が掲載されています。このリストを参考に読書になります。読書好きのヒトにお薦めの読書理論武装の本です。