第29回 3分で読める中国史メルマガ. | 3分でよめる中国古典ブログ

第29回 3分で読める中国史メルマガ.

こんにちわ品川です。

「3分で読める中国史メルマガ」をお読みいただきありがとうございます。

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昔、新聞配達中に一万円札を拾った事があります。

詳しくは編集後記で。

◆◆◆◆本文◆◆◆◆

本日は、「法言」という古典から三文をご紹介します。

●学は、これを行うは上なり。
これを言うのは次なり。
人を教うるのはまたその次なり。
咸なきは衆人となす。

【原文】
学、行之上也。言之次也。教人又其次也。咸無焉為衆人

【意味】

学んだ事は、実行する事が一番素晴らしい事である。
これを、著書するのがその次によい事である。
人に教えるのが、その次によい事である。
実行できない、著することができない、人に教える事ができない、のでは凡人で
ある



【解釈】
「知っている」と「できる事」は違うということ。

昨今、様々な本や情報が出回っているが、折角得た知識も「知っている」だけで
「実行できない」のでは意味がない。

本やTVあるいは会話などで得た知識を、実行した事もないのに他人に教えたりす
るのは、所詮知ったかぶりである。

他人のとの論争や議論に使うものなら、「言葉だけ」が正しく、「状況に適さず
、中味がない発言」を繰り返すおそれがあり、、相手にとっては迷惑でしかない


また「実行できない」知識を、何かに記したり、人に教える事なぞできない。


●上に交わりて諂(へつら)わず、下に交じりて驕らざれば、則ち以って為すあ
るべし

【原文】
上交不諂、下交不驕、則可以有為牟

【意味】
身分・立場が上の者には諂うことをせず、下の者に対しては、立場を利用して驕
ることをしない。こういう態度であればうまくいく。

【解釈】
理想的な人物像ではあり、周囲から好感がもてるだろう。

しかし、社会では権力者に諂う人物が出世する事も珍しくはない。このような場
合、周囲から好感を集めてる人物は妬まれやすい事でもある。


●上士の耳は徳に訓(したが)い、下士の耳は己に訓う

【原文】
上士之耳訓乎徳、下士之耳巡乎己

【意味】
優れた人物は教えを素直に受け入れるが、劣る人物は自分の価値観に沿う事しか
聞かない。

【解釈】
人の話を聞く人物と、人の話を聞かない人物の能力差を表してる。

優れた人物は、広く見聞を求める。よって人からの教えや情報もどんどん入って
くる。こういう人物が上司であれば、高い見識をもった人物が集まる。またその
組織内では有意義な報告・情報交換が行われるであろう。

逆に、そうでない人は自分が気に入った事しか聞かないから、自分の知識外、価
値観があわない教えは否定する事に終始する。あるいは自分の都合がよいように
曲解するであろう。

教える側の相手にとって、無知な人物に根拠無く否定される、或いは曲解を修正
する手間も必要になるであろうから、そのうち教えなくなる。よって人からの教
えや情報は入ってこなくなる。

また、そういう人物が上司になれば、その人に媚びる人が出世していくので、無
知な集団ができあがるだろう。



◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

ここまでお読みいただきありがとうございます。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら遠慮なくメールください。

ところで、昔、新聞配達をしてるときに、1万円札を拾った事があります。
もう10年以上前のお話ですが、西東京市(旧:保谷市)の市役所近くを新聞配
達中に1万円札を拾った事があります。

最初、雪の中に茶色い紙くずがう漏れてる、ぐらいにしか思ってなかったんです
が、なぜか気になったので紙くずを拾って広げたら、、、、

なんと1万円札だったんです。

配達終了後、保谷駅前の交番に届けましたが、半年たっても持ち主は現れず、そ
の1万円札が
拾った私のものになったという旨のはがきが届きました。

でも、

上京したばかりで、東京の線路に詳しくない私は、警察のそのセンター?に行く
のが面倒くさくて、
引き取りにはいきませんでした。

あの1万円札、、、どうなったんだろう??

と、ちょっきになってしまいました。

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