第９回 復讐の鬼 伍子胥 最終話
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◆◆◆◆本文◆◆◆◆
伍子胥の忠言を無視し続けた呉王はいよいよもって伍子胥が妬ましくなった。あ
るとき呉軍は斉を攻める指示をだした。伍子胥はこの指示に反対した。
「斉など呉にとって手の平の皮膚病のようなもの。それに比べて越は内臓の病の
ようなもの。即刻に討つのは斉ではなく越である」と。
伍子胥の言葉に呉王は反発した。一度降伏を認めた越を滅ぼしては他国に対して
呉は信用がなくなる。まして同盟国は大事にしなければならないと。
伍子胥は越は同盟国ではなく、隙あれば呉を攻めようとしてる腹黒い国である、
と言い返したが、呉王は聞く耳持たなかった。かつて南方の小国を強大国にした
という誇りがある伍子胥と、伍子胥あっての呉国と思われてる事が面白くなく天
下に自分の力を示したい呉王夫差の溝はさらに深まった。
呉王との溝が深まっていく最中、伍子胥は呉が滅びの道を進んでる事を危惧した
。呉王は忠告に聞く耳もたず先ほど記載した如く国力は衰退していっている。政
治をつかさどる伯？は私利私欲で政治を行っている。見栄と娯楽が渦巻きもはや
滅びるのは時間かもしれない。
伍子胥が反対した斉との戦いは勝利をした。だが勝利といっても斉に致命的な打
撃を与えたわけではないのだが、呉王は伍子胥を使者として斉に降伏を薦めてこ
いと命令した。伍子胥はこの命令に異があったが、今までの経緯から聞く耳を持
たないだろう。言うだけ無駄だと感じたのか斉に使者として向った。
伍子胥はしぶしぶ使者として斉に言ったが降伏は勧告しなかった。敗れたとはい
え、斉は太公望が気付いた名門であり、強大とはいえ南方の呉に降伏するはずも
ない。また国力が落ち込んでいっている呉がいずれ滅びるかもしれないと悟って
いた伍子胥は自分の息子を斉の重臣に預けて帰国した。
このことを聞いた呉王は激怒し、使者を伍子胥に遣わした。使者には自分の剣を
伍子胥に渡すように命じた。剣を渡す、というのはその剣を使って自害しろ。と
う意味である。日頃の溝のことといい、息子を斉に預けた事といい、伍子胥に謀
反心があるのでは？という伯？の発言もあり、伍子胥に自害を命じたのだ。
呉王の使者から剣を受け取った伍子胥は怒りに任せて言った。
「南方の小国であった呉が強大国になれたのも、夫差を王に取り立てるようした
のも俺の功績だ。俺がいなければ夫差に一体何ができるのか」と。続いて
「私の墓には梓を植えろ。呉王の棺桶の材とするためだ。また私の目は東門にか
けておけ。越が攻めいってきて呉を滅ぼすのを見る為だ」
呉の未来の予言を遺言とし伍子胥は自決した。伍子胥の遺言を聞いた呉王はさら
に怒り、伍子胥を墓にはいれずに袋に入れて長江に捨てた。
楚討伐の復讐心を果たすことができずに伍子胥はその生涯を終えた。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら遠慮なくメールください。
次回は伍子胥亡き後の呉越の戦いをお送りします。
ところで、Windowsのログインパスワードはしっかりと設定しましょう。設定する
と、ログインするたびにパスワードが求められるので
面倒くさいです。
でも面倒以上にもっとやっかいな事があります。同じネットワークに接続できて
るPCであれば
ファイル名を指定して実行」を選択し、「 \\コンピュウーター名（あるいはIP
アドレス）\C$ 」と入力してEnterするとそのPCのCドライブにアクセスできちゃ
います。ここでユーザ名とパスワードが求められるのですが、、、パスワードを
設定してないと
社内LANであれば、社内のPCのデータにアクセスできます。
セキュリティ上の観点からも、自分の使うPCにはしっかりとパスワードを設定し
ましょう！
P.S. コンピューター名 や IPアドレス を調べるには、 Googleなどの検索で
「コンピューター名 調べ方」などと検索するとでてきます。
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「斉など呉にとって手の平の皮膚病のようなもの。それに比べて越は内臓の病の
ようなもの。即刻に討つのは斉ではなく越である」と。
伍子胥の言葉に呉王は反発した。一度降伏を認めた越を滅ぼしては他国に対して
呉は信用がなくなる。まして同盟国は大事にしなければならないと。
伍子胥は越は同盟国ではなく、隙あれば呉を攻めようとしてる腹黒い国である、
と言い返したが、呉王は聞く耳持たなかった。かつて南方の小国を強大国にした
という誇りがある伍子胥と、伍子胥あっての呉国と思われてる事が面白くなく天
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いと命令した。伍子胥はこの命令に異があったが、今までの経緯から聞く耳を持
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え、斉は太公望が気付いた名門であり、強大とはいえ南方の呉に降伏するはずも
ない。また国力が落ち込んでいっている呉がいずれ滅びるかもしれないと悟って
いた伍子胥は自分の息子を斉の重臣に預けて帰国した。
このことを聞いた呉王は激怒し、使者を伍子胥に遣わした。使者には自分の剣を
伍子胥に渡すように命じた。剣を渡す、というのはその剣を使って自害しろ。と
う意味である。日頃の溝のことといい、息子を斉に預けた事といい、伍子胥に謀
反心があるのでは？という伯？の発言もあり、伍子胥に自害を命じたのだ。
呉王の使者から剣を受け取った伍子胥は怒りに任せて言った。
「南方の小国であった呉が強大国になれたのも、夫差を王に取り立てるようした
のも俺の功績だ。俺がいなければ夫差に一体何ができるのか」と。続いて
「私の墓には梓を植えろ。呉王の棺桶の材とするためだ。また私の目は東門にか
けておけ。越が攻めいってきて呉を滅ぼすのを見る為だ」
呉の未来の予言を遺言とし伍子胥は自決した。伍子胥の遺言を聞いた呉王はさら
に怒り、伍子胥を墓にはいれずに袋に入れて長江に捨てた。
楚討伐の復讐心を果たすことができずに伍子胥はその生涯を終えた。
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います。ここでユーザ名とパスワードが求められるのですが、、、パスワードを
設定してないと
社内LANであれば、社内のPCのデータにアクセスできます。
セキュリティ上の観点からも、自分の使うPCにはしっかりとパスワードを設定し
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