今日からニュースブログというものをはじめようかと思います。とりあえずAFPから引用してきて、私が日々考えていることと適当に関係付けて書いてみたいと考えています。みなさんよろしくお願いします。

 シャープが中国の企業と提携し低価格液晶パネルを中国内で生産しようとしているというニュース。
 家電の王者、テレビ。そのテレビの販売国内シェアトップであるシャープも、09年三月期の最終損益が一千億の赤字だったのは記憶に新しいと思います。沢山売れても赤字。コストカットのために海外生産を企画しているということですが、技術移転や産業空洞化が心配されます。
 この場合、高付加価値の技術を開発しても利益のでる製品に結びつきづらく、その技術も他社にすぐに追いつかれた挙句にコスト競争となっています。コスト競争で勝てないとなれば、自国では最終製品はつくらずに、ベースとなる技術の研究開発などで利益を得るというモデルが有用になってくるでしょう。
 長い間、日本の製造業は自前でスクラッチから最終製品を製作してきました。これからは、任天堂やキーエンスのように、コア技術の開発に集中するファブレス企業に転換する企業が増えてくると思います。