「整体師」という生き方 ~ 一灯照隅、万灯照国 ~ -477ページ目

男になれない男たちへ

女は、生まれながらにして、女です。
何もしなくても、女です。
常に女であり、一生、女です。

それに対して、男は、修行を積んで、男に成長していくものなのです。
おちんちんがついてるから男、というわけではないのです。

では、修行とは何か。
私は、修行とは、「真理を知るための経験」だと考えています。

この世を支配する、真理の数々。
さまざまな経験を通じてそれを知ることが、男になるということだと、私は思うのです。
なぜなら、男は女と子供を守らねばならないからです。
女と子供のために、未来や社会を切り拓いていかねばならないからです。
そのために、真理を知る必要があるのです。

真理の代表的なものに、「因果応報」というものがあります。
これは、自分に今起こっていることは、すべて自分が原因をつくったということです。

人間、生きていると、日々、いろんなことが起こります。
楽しいこと、嬉しいことばかりでなく、むしろ苦しいこと、つらいことの方が多いかもしれません。
あまりに唐突で、受け入れ難いことも、多々あることでしょう。

企業に勤務していると、そのようなことは、日常茶飯事です。
突然の降格や大幅な減給、不本意な転勤や人事異動、そして、まさかの解雇。

「なぜ俺だけが・・・」と上司や会社に恨み、つらみを述べる方も多いと思います。
でも、その企業に勤務することを決めたのは、誰ですか?
そして、勤務してきたのは、誰ですか?
それを考えると、恨み、つらみなど述べている場合ではないことが、おわかりかと思います。

自営業の方も、同じです。
自店の経営不振を、すぐに景気のせいにしたり、競合店のせいにしたりする人がいます。
でも、すべては「因果応報」。
意識する、しないにかかわらず、すべて、自分に原因があるのです。
経営が振るわないのは、自分が必要な努力や施策をしてこなかった、それだけの話です。

家庭生活においても、同じです。
アメブロを通じて知り合った、離婚・夫婦問題カウンセラーの方が、以下の記事を書いておられます。

「妻からの突然の離婚話」
http://ameblo.jp/poppo-hime/entry-10870626136.html

状況を受け入れられず、あろうことか、突然離婚を告げる妻を、罵る男も多いようです。
自分は、家族のために、必死に働いてきたのに・・・と。

すべては、因果応報です。
一切の言い訳、嘘、妥協を許さない、真剣勝負の世界。
その中で、傷つき、転びながら、また立ちあがるのが、本当の男だと私は思います。

自分の不運や不遇を、会社や、上司や、社会や、妻のせいにするなど、言語道断です。
そんなことをしていては、いつまでたっても、本当の男になれません。
でも、残念なことに、そのような、男になれない男が増えているように感じるのは、私だけでしょうか。

苦しい経験、つらい経験ほど、自分を成長させてくれるのです。
今の状況を受け入れ、反省し、自分を変えていく必要性に、ぜひ気付いていただきたい。
切に、そう願います。

これは、自分への戒めでもあります。
そして、自分の息子たち、そして弟子たちには、間違えてもそんな男になって欲しくない。

「男はつらいよ」

日本の名作映画のタイトルですが、あまりによくできています。
日本男児のあるべき姿が、このひとことに集約されていると思います。

でも、男として生きるのは、本当に楽しい。
男どうし、その楽しさ、喜びを、分かち合って生きていければいいですね。

今日も、素晴らしい一日になります。
いま、ここに、こうやって生きていられることに、心からの幸せを感じます。
すべてのものを生成化育する、大いなる創造主に、心からの感謝を捧げます。
生きとし生けるものが、すべて幸せでありますように。
そのために、自分の命を最高、最善に活かすことができますように。
ありがとうございました。