誰でも、よかった。
さみしかった。
こんなに独りでいたのは、生まれて初めてだと思う。
友達にも親にも毎日のように電話した。
今までの自分では、入り込まない、mixi登録をした。
毎日、メールが入る。
あたりまえだけど、知らない人間。
それが、心地よかった。
安心していた。自分を新しくできた。
メール嫌いな私が、まめに返信している。
相手も即レスが嬉しいのだろう。
しかし、やはり私には欠点があった。
マイミクさんは、作れなかった。
のちに、めんどくさくなることも、分かっていた。
それが、私の性格だから。
毎日、違う人とメールするだけでよかった。
1か月…2か月…
寂しさは孤独だった。
お笑い見てるのに、泣けてくる。
2歳年下の子から、飲みに行くことを誘われた。
メールもしていない、声も知らない子だったが、
不思議と怖くなかった。
九州を出てから、交通手段は自転車であり、
ひきこもりになっていた私の堅い壁をノックしてくれたのは
彼である。
行くしかないと思った。
変わるチャンスは今だと。