札幌 着物屋 三代目 元気ハツラツ燃焼系社長 田中 伸一良です!

今しみじみ感じます。
ブログを毎日書いてる人は凄い…と。
今回もたったこれだけ書くのに超~時間かかった…粘り強く続けます!

今回は暗い話が多い着物市場について、楽しく&分かりやすくお伝えします♪

 超縮小マーケット
着物マーケットの盛り上がりがピークだった1980年代中頃、その規模は約2兆円と言われています。
で、現在はと言うと約2,800億円
約30年間で市場規模は85%減
超ーーー縮小マーケットです。

日本 その原因は…
縮小の根本的な原因は、とーってもシンプル。それは、

みんな着物を着なくなったから。

ちょっとまわりを見てみてください。みんな洋服を着てますよね。
特に男の着物姿なんて絶滅寸前なので、私がちょっと着物で出張すると、こんな感じで破壊的に目立ちます♡

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※ピンクな人 in 歌舞伎座

日本 矛盾点
でもこの話、ちょっと違和感が…??
そもそも着物人口の減少、つまり洋装化は戦後いやもっと昔から始まってるでしょ。なのに、
洋装化されまくりの1980年代に着物マーケットは絶頂期。
矛盾してますよね。
実はここに着物業界が抱える大きな課題があるのです。

日本 ”着物=高い”イメージ
人々の着物離れが進む中、着物業界がとった方針が、高額品販売。つまりは、
高単価な商品を業界をあげて売っていくことで、着物離れが進む中、市場規模を80年代まで拡大させてきたのです。
だから”着物=高い”っていうイメージが強いのです。

でも実際は、ちょっと前の日本人は毎日着物を着ていたわけで、いろんな着物があります。

もちろん私は伝統技術で作られた高級な着物も大好きです。うちの会社の主力商品でもあります。

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※うちの会社のプレミアム催事「和匠苑」

ただ高額品に偏り過ぎた状況が、新規客を減少させ、着物マーケット縮小を加速させた一番の要因と思ってます。

日本 まとめ
洋装化という時代の流れと、高額化という戦略が、今の日本人と着物との間に距離をつくってしまいました。

次回は私がその距離を何故、そしてどうやって埋めようとしているのかをお伝えします!