今秋の話題の映画を観てきました。

とりあえずHPはこちら。

http://www.foxmovies.jp/saruwaku/


言わずと知れた、1960年代に公開された、「猿の惑星」の「エピソード0」作品です。

ここで「猿の惑星」の内容をうろ覚えで紹介すると、、、

銀河系の外を探索していた、アメリカの宇宙探索船が地球に帰還する途中で、謎の惑星に不時着した。

そこは、ヒトと猿の立場が逆転した奇妙な世界だった。

仲間がみんな死んでしまって、一人「言葉をしゃべる変なヒト」として収容された主人公。


猿類の起源を争う猿たち。宗教家と科学者は言い争う。「猿は創造主から生まれたのであって、ヒトから進化したという説は、神への冒涜である」「しかし、しゃべるヒトが発見されました。これは進化論の証明です。」


捕われの主人公が、猿たちが恐れる「禁じられた地」に何かあると思い、禁じられた地、更に海に沿って馬を走せる。そこで見た物は、、、朽果てた自由の女神。

「ここは地球だったんだ。自分らで勝手に退化しやがって、人類の馬鹿やろう!!」


映画史に残る、衝撃ラストです。

ちなみにその後、「続猿の惑星」「新猿の惑星」「猿の惑星・征服」「最後の猿の惑星」と続きます。

高校時代前後に全部ビデオで見ましたが、、、個人的には、続まででいいかな。


今作は、なぜ猿達が地球の長になるほどの進化を遂げたのかが描かれています。

そして、シーザーとウィル達の家族愛もテーマになっていて、シーザーの成長や猿達の仕草のCGにも大満足な

作品になっていました。木登りシーンは、正直、CGとは思えなかった。



旧作を見たことのある人は、旧作への小ネタで、ニヤリと出来るし、

知らない人でも、ストーリーに夢中になれると思います。



今回は、感想ってよりも、個人的な旧猿の惑星の記憶力ブログになってますね。

内容が違ってたらごめんなさい。

とにかく、旧も面白いので、2作合わせて、お勧めします。

今年、秋の話題の映画を見てきました。


猿の惑星 創世記~ジェネシス (2011年 アメリカ日本 公開)



舞台はアメリカ、サンフランシスコ。

ここの製薬会社で、アルツハイマーの特効薬を開発すべく研究を重ねる、若き研究者ウィル。

彼の開発した新薬ALZ-114により、チンパンジーNo.9が目覚しい知能の発達を見せたのだ。

「これは知能ではない、もはや『知性』だ。」


 製薬会社の株主達にNo.9を御披露目する直前、突然、No.9は飼育員を襲い、激しく暴れだし、制御が効かなくなる。研究所内を暴れまわるNo.9。

プレゼンルームに乱入した所で、哀れ株主達の目の前で射殺されるのであった。

研究所をボロボロにされた上に、恥をかかされた研究所所長は、ウィルにALZ-114の研究は打ち切りだと、叱責する。


実はウィルは、認知症に悩む父のためにアルツハイマー新薬の研究を続けなければならなかった。

しかし、会社の協力はもう得られない。頭を抱えるウィルにNo.9の飼育員が驚愕するべき事実を告げる。

「No.9が妊娠していて、先ほど、彼女の亡骸から小猿が産まれました。所長からは全ての猿を殺処分するように指示されましたが、この子を殺すことは私には、できない。」


 3年後、ウィルは生後間もないこの猿にシーザーと名づけ、自宅の屋根裏で引き取っていた。シーザーは母親から受け継いだ「知性」を存分に発揮し、ウィルを驚かせ、同時にウィルの父にも孫代わりに溺愛されていた。

ウィルの父はALZ-114で、驚異的な回復を見せていた。そう、ウィルは新薬ALZ-114を密かに持ち帰り、父親に投薬していたのだ。

 こうして、ALZ-114がもたらしたウィルとその父親、そしてシーザー、更にシーザーが取り持ったウィルの恋人キャロラインとの幸せな生活が続くのであった。



、、、と思われた。


 5年後、、、新薬としての効果を証明されたALZ-114を再び、会社に売り込むウィル。

8歳になり、その「知性」が故に他人(猿)とは違う自分に悩むシーザー。

そんな時、ウィルの父親に再び病魔が、、、


そんな話です。

九州に生まれ育って、就職先もずっと九州に住み続ける自分にとって、

北海道は同じ日本といっても、遠い遠い印象です。(実際、韓国の方が近いし)

そんな九州人には、一度は旅行してみたい憧れの地、北海道を舞台とした、

コメディタッチなハードボイルド映画の登場です。

公式HPは、これ。

http://www.tantei-bar.com/

開くのに時間がかかりますので、御注意を。



昔から、探偵モノって、個人的に好んでいましたので、興味のある作品でした。

しかも主人公コンビは、北海道の雄「大泉洋」と、元祖探偵ドラマ「探偵物語」の松田優作Jr.「松田龍平」で、

北海道+探偵は、どんな化学反応を起こすか楽しみでした。

結果は、大泉洋のコミカルさと松田龍平のクールさが引き立てあって、シリーズ化に向けての

ナイスキャスティングだったと思います。もう少し、松田龍平成分を増やしても面白かったと思うけど、

それは、次回作以降ですかね。


そして、主演女優小雪さんも、健気な未亡人から悪女と演じ分けが見事で、ストーリーに深みを加えて

いました。原作者の思う壺に観客は誘導されること間違いありません。

はじめは、大泉洋の真面目な演技で、クスクス笑っていた観客も、小雪には沈黙で見入っていました。


全体的には、アクション有り、純愛有り、笑い有りの正統派娯楽映画といえるのではと思います。

昭和50年代から60年代に流行った、探偵物や刑事物が好きな人には堪らない一作かな?

(名優達との比較は無しでお願いします。)


原作の小説がシリーズで本屋にあるそうなので、今度見に行ってハマろうと思います。

それにしても、北海道、行きたいですねぇ。

時計台に五稜郭、ジンギスカン、味噌ラーメン、クラーク博士、ホタテや蟹、勝手丼、

ハドソン本社、コンサドーレ札幌と日本ハム、、トウモロコシにジャガバ。

知ってるキーワードを考えたら半分以上、食べ物だ f^_^;


9月になっても、まだまだ暑い日が続いています。

涼しい所に行きたいな、、、せめて映画の中だけでも、、、雪舞う北海道、寒ッ!!!


ってな訳で、北海道が生んだマルチタレント大泉洋さんの主演映画見て参りました。


探偵はBARにいる (2011年 日本公開)



ここは、アジア最北の歓楽街、札幌ススキノ。

雪深い裏通りを数人の男たちに捕まり囲まれている、もじゃもじゃ頭が一人。

「てめぃ、この札束は何じゃ?」

一万円札の大きさの新聞紙で出来たの札束がもじゃもじゃ男の顔に叩き付けられます。

「ひぃぃ、それはですね、、、」

そんな時、颯爽と(眠たさそうな)メガネ男が現れ、男達と乱闘開始。

それに相応して、もじゃもじゃ頭も雪かきスコップ片手に男達を撃退します。


「おっせいよ!」

このもじゃもじゃ男は、ススキノを拠点とした、私立探偵(大泉 洋)。


「バイト代、倍払えよ。」

そして、メガネ男は彼のバイト助手兼運転手兼ボディガード タカダ(松田 龍平)。



ススキノにある BAR KELLER OHATAのバーカウンターのいつもの席で、タカダとオセロに興じている、、、否、

依頼人からの電話を洋酒を片手に待つ探偵。


町に繰り出しては、「困ったことがあったら、いつでもここに電話をしてくれ!」と、ナンパしては失敗、、、否、

困っていそうな人々にKELLER OHATAの電話番号を渡している探偵。


(呑み過ぎの)朝は、いつものサテンで、お気に入りのモーニング(ナポリタン大盛り)を

顔見知りの(胸が開き気味で、ミニスカートの)ウエイトレスと

(コーヒーもナポリも不味いと悪態つきながら)優雅な午前中を楽しむ探偵。


そんな自称ハードボイルド探偵の口座に10万円の振込みが。

KELLER OHATAの黒電話からコンドウキョウコと名乗る女性の声で、

「弁護士ミナミに面談をして、ある質問をした時の反応を教えてください。」

それは、彼にとって簡単な仕事、、、はずだった。


探偵は、北海道の雪原に生き埋めにされ凍死寸前、物語は始まるのであった。

 思えば、約4ヶ月ぶりに更新。前回は、大震災の前だったりします。


いつもの午前10時の映画祭からの紹介です。


ラインナップを見た時に、これは見なければと思った作品です。


HPはこれ。


http://asa10.eiga.com/








1960年代を代表する奇才アルフレッドヒッチコックの世界にようこそ。




このブログで、よくBGMやテーマ曲が秀逸だったと書いていますが、


今回の「鳥」は、全編BGM無しです。


それだけに坦々と話が進行して、気がついたら、


画面いっぱいの数のカラスやカモメ、スズメが人を襲いまくる、かなりハードな内容になっています。




 昔、TVでプロ野球が雨で中止になった時に、雨傘番組として、日本TVで時々オンエアされていました。


当時、小学生だった僕としては、ただただ鳥達が人間にクチバシや爪で人間たちを襲う、恐い映画だったと記憶しています。


 あまりの恐怖にどんなストーリーだったかが思い出せずに今回、鑑賞できました。


大人として、読者さんにこの映画を薦めるなら、この一言を送ります。




「ぶっちゃけ、ストーリーなんてどうでもいい、多勢に無勢と言う言葉を噛み締めて見て下さい。」




煙突から暖炉を通って、何百匹のスズメが一家を襲う。


小学校の校庭のジャングルジムに、ブランコに、すべり台に、電線に、


所狭しとカラス達が占拠して児童達に飛び掛かる。


カモメの大群がガソリンスタンドを襲い、結果的に町中を火の海にする。


家に逃げ込んでも、四方の壁、天井がカモメのクチバシの攻撃にさらされ、


度重なるノック音でパニックになる家族。


10歳以下にはトラウマ必至な映像の連続です。




主人公達はどう立ち向かい、どうなってしまうのか。


最後のブレナー氏の決断には「えぇ~っ」と思う人も多いかもしれませんが、


実に現実的なラストです☆