こんにちは
 

英語脳プロデューサーのZakです。

TOEICスコアが低くたって大丈夫!
初めての海外赴任でも成果が上がる 
キャリアアップ英語

海外赴任15年の経験から、英語学習、ビジネス英語、海外生活、異文化コミュについて書いています。

 

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海外へ工場を展開したり、海外の会社へモノを発注したり、海外の顧客へ製品を紹介したり、色々な場面で日本語の書類を英語に翻訳することがあると思います

 

その都度、頭痛となるのが英訳ではないでしょうか?

 

社内に英語の達者な人がいない、外注するお金がない、あの人はTOEICがすごいからやってもらって経費節減しようとか、いろんなケースありますよね。

 

私は、過去そういう現場にいました。そして、英訳をガンガンやっていました。

 

残業手当、家族手当、出張手当などがあるのに、なんで、英語手当や語学手当ってないんだろう?と残念におもったものです。

 

 

さて、日本語の書類の英訳の質を高めるときに、うっかりやってしまうのが次の3つ。

 

1)和製英語は絶対に使えない。(何が和製英語なのか、意外と知らない)

2)スラングは使わない

3)ニュアンスに気を付ける

 

 

パーフェクトな文章とは、100人読んだら100人が同じ理解をするような書き方です。

 

以前も書きましたが、英語の前に日本語の本をよく読むことは、実は英訳の大きな助けになります。

 

上の3つ加えて

セールス関係の書類なら、商品特徴、他社との差別化などを書く必要ありますね。

製造関係の書類なら、先頭には必ず安全第一のための記述は必要でしょう。

 

色んな分野で特徴的な文面は必要でしょうけども、横串をさして重要なポイントといえば上の3つだと思います。

 

1)和製英語

 

 

日本語が英語として通用する言葉が増えていますよね。

でも、和製英語は、使えませんのでご注意を。

 

次のモノ達は和製英語です。ほんの一部ですが。

 

サラリーマン、オートバイ、コンセント、リモコン、マイカー、ガソリンスタンド、マンション、ベビーカー、パソコン、ウォシュレット、アルバイト、ナイター、サンドイッチマン、ハンドル、バイキング、ドンマイ、オーダーメイド、フリーサイズ、エコ、ノーパン、ホワイトカラー、ブルーカラー、サブカルチャ、スキンシップ、モーニングコール、ノンストップ、ゴールデンウィーク、ハンカチ、セルフサービス、カンニング、ノンアルコール、スマホ、サインペン、ボールペン、ダブルブッキング、ワンピース(服装の)、アフターサービス

 

いかがでしょう?

英語だと思っていたものはありますか?

 

技術用語は、元々英語だった言葉が多いかもしれませんが、英語っぽいものがあるんですよ。

うまく考えたな~と感心させられる商品名。

ひとつは、ピカール(研磨剤ですね)。

他には、ちょっと思い出せないんですが、次のようなイメージ。

 

スグトレール(すぐとれる)、

ヨークスベル(よくすべる)、

みたいな。

この類の商品、意外と多いですからご注意を。

 

実は、現場には、そこでしか通じない隠語のようなコトバって多いんですよね。

先輩が代々使ってきたコトバですね、結構あるもんですよ。

新人は、それが正式名称だと勘違いしてしまう。

 

まあ、そういう言葉を社の伝統として、わざわざ英語に置換えずに海外展開してもいいかもしれませんが・・・

製造手順書などを作成するときは、特に安全上大丈夫か、誤解を招くことはないかの確認と注意が必要です。

 

アルファベットで書いてあると、さも英語だと勘違いしてしまいそう。

 

 

こういう場合は、潤滑剤、研磨剤など、代表名や目的を書いておくんです。

そうすれば、現地で手に入る同類のものを手配できます。

グレードが気になるのなら、大体の工業製品はISO規格に基づいているので、ISO規格の何番と同等品、などという書き方に変えます。

 

他に、

日本で有名な5-56という潤滑剤、アメリカではWD-40という商品名でないと通じない。

頭痛薬はバッファリンではなく、アメリカではTylenol、Aspirin、Advilを鎮痛薬の代表名詞として使っています。

 

 

2)スラングは使わない

 

スラングは、年代や性別によってとらえ方が異なったり、そもそも若い人のスラングは高年代には理解されない場合がありますから、書類では使わないようにしましょう。

 

そもそもスラングは話し言葉ですから、正式書類には使わないのが鉄則。

親しい友人や同僚の間だけで使うと理解しておけばよいでしょう。

 

 

アメリカのスラングはイギリスや他の英語圏では通用しないこともあります。

英語といっても地域差はあるんです。

 

書類を作ったら、現地人にレビューや修正をしてもらうことも第二の鉄則。

その結果を教えてもらえば、次回から間違えずに作れますからね。

 

 

3)ニュアンスに気を付ける

 

ビジネス文書を突き詰めると、

 

何を、どうして、どうなる。

 

ことを伝えるわけですよね。

 

ここで、「どうして」、「どうやって」という動詞部分、これにはニュアンスが色々とあることを認識することが大事です。

 

色々な動作がありますよね。

日本語では、動詞の前や後ろに、やや~、確実に~、強く~などの言葉を添えたりします。

 

 

ポイントは以下の2つ。

 

<数字を決める>

量産工場などで一番正しいのは、

数字を指定するということ。

これは、工場や技術書類では必須ですね。

計測できるツールを使って、所定の作業や加工をしてもらう。

 

<動詞を選ぶ>

あるいは動詞を選んで、相応のニュアンスを伝える。

かゆい、痛い、しびれるなどから、命令する、理解する、頼む、勉強する

 

どういう痛みか、どう命令するのか、どんな勉強か、

 

などによって、相応しい単語が変わったりします。

 

この辺が、いわゆる語彙力になってきますので、

自分の生活や仕事に近いところから、いろんな動詞を覚えていきましょう。

それがストレスを低減しつつ語彙力をつけるやり方になると思います。

 

では、また!