本を紹介しますね。著者は、TVや雑誌によく登場する青山学院大教授です。
科学もので分子生物学の歴史や考え方の本ですが、建築にも使えるヒントがあります。
「動的平衡とは何か」の章にある文章なのですが、
秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない
システムの耐久性を強化することではなく、
破壊、再生の繰り返しの流れの中に動的平衡がある。
人間をはじめとする生き物は、変わらないようにみえても、
その構成要素は絶えず交換されているそうです。
サスティナブル建築(循環型建築)の考え方に近いですね。