京都にて その24 桂離宮 笑意軒 1園林堂から 土橋を渡ると池の入り江の向こうに笑意軒が見えてきます。桂離宮は舟から建物にアプローチすることを考えていますので、この建物も 正面が舟着場となっています。 手前にあるのは雪見燈籠茶室ですが、田舎屋風の造りとなっています。扁額の文字や、欄間の丸窓のデザインもかなりくだけた感じです。 縁側から 口の間 中の間を見る高貴な人が、このような質素な庶民的な空間を求めるというのは禅や、利休の茶の影響でしょうね。