2022年9月 「城崎にて」(文豪さんに対しておこがましいですが、、)
新横浜から新幹線で京都まで2時間半、京都から特急城崎5号で2時間半、計5時間で城崎温泉到着13:49、、、遠い、、体感的に飛行機で札幌行く方がはるかに近く感じる。
駅からお宿までは無料の巡回バスで。
他の旅館も回りながら宿泊先の「喜楽」さんまではこのバスで10分弱、当初歩いていけばいいか、、、と思っていましたが、重い荷物を背負って歩いたら結構大変な事になっていたかも、、、。
チェックインは15時からなので、まだ1時間弱あります。
荷物は預かりはもちろんOK、外湯チケットも先出しOKでしたが、浴衣には着替えられないし、ぐるりんパスで城崎ロープウェイが無料で乗車できるので、まずはロープウェイに、、、。
隣の旅館は、志賀直哉が「城崎にて」を執筆した「三木屋」さん、老舗宿らしい趣。今回「三木屋」さんも候補にしましたが、ちょっとお高いのと、夕食の食材を考えて「喜楽」さんにしました。
歩いて5分程度でロープウェイ乗り場、最後かなり急で長い階段のおまけつきです。
乗車、途中駅がある以外は普通のロープウェイ、、、その途中駅の温泉寺では誰も降りないけど、、、
7分で頂上、景色は城崎一望、円山川、丹後半島も見えるし、なかなかなもんです。
でも、ぐるりんパスがなければ910円、それなら外湯散策の時間を増やした方がいいかなぁ、です。
15時チェックイン、城崎なんで、やっぱり浴衣に着替えて、下駄を履いて、外湯入り放題のチケット「ゆめば」をもらって、外湯めぐり、です。
まずは、再びロープウェイ乗り場近くへ歩いて、「鴻の湯」へ。
普通の露天と内湯ですが、緑が多く、広さもあり、なかなか気持ちが良いです。
次は「まんだら湯」、城崎温泉の発祥地との事、露天の陶器のお風呂が気持ち良し、湯温はかなり熱め、私としてはこれくらい熱いのが丁度よいかなぁ。
城崎の外湯は、回転を良くする為、熱いお湯に設定してる??という話もありますが、3つ入って熱く感じたのは、ここぐらい、でした。
ここで、下駄の靴擦れ、履きなれない物はやはり駄目、、、宿へ一旦戻り、サンダルと下駄の中間の奴に履き替えたけど、これもあたる。
靴下履いて靴履まのも面倒くさいし、痛さ我慢して外湯巡り続行。
一番人気の「御所湯」は待ちの行列、、、やめた。
「一の湯」へ。
半露天で回りは洞窟、なかなか面白い趣向、今までで一番ぬるめの湯でした。
足も下駄にやられて痛いし、外湯はこれで終了。
城崎温泉の外湯 (各旅館の内湯や町中の足湯も含めて) は、すべて同じお湯 (27.2829.30号源泉混合) 、外湯はお湯以外を工夫してそれぞれの風情を出しているけど、3つも廻れば充分でしょう。
私は、外湯3つとも露天と内風呂に少しづつ入っただけで、入る前にシャワーで流したけれど (エチケット上) 、ちゃんと体は洗っていません。
外湯は温泉を楽しむと言うよりは、一種のアトラクションと思って廻った方が楽しめるんじゃないかなぁ~と思います。
そして、温泉はお宿の内湯でゆっくりと、、、。
宿の内湯は、みんな外湯に行っているのか?、貸し切り状態、泉質は同じだけどゆっくり楽しめました。
もちろん、ちゃんと体も頭も洗いました(笑)。
夕食後も大溪川沿いの柳を見ながら散策、さすが城崎の風情です。
下の写真はIPHONE7なので幽霊さんが出そうな柳ですが、、、実際はもっと明るかったです。
この日は十五夜、あいにくの曇りでお月様は見えないけど、十五夜の飾りも。
夜は外湯は入らなかったけど、「柳湯」の前を通過。
城崎温泉は、情緒一流、温泉三流と言われますが、、、。
確かに硫黄泉とか源泉かけ流しとか変わった泉質ではないし、、、源泉を組合が集中管理していて、外湯も旅館も全て同じお湯だけど、、、でも、三流というほど酷くはないし、、。
そして、情緒は確かに一流だと思う、温泉街をしっかり活性化させる仕組み作りが上手、自然と温泉と町が一体感がとても魅力的な町、これだとどこかの温泉街のような幽霊屋敷のような潰れた旅館見学をする事もないし、、、お客さんもそれを分かっているのでしょう、コロナで外人さんが来れなくても賑わっていました。
すごーく遠いけれど、また、機会があれば、是非とも訪れたい場所ですね。