2018年9月
七滝を観た後は、今宵のお宿「水のみち 風のみち 湯ヶ島たった」さんへ。
北海道旅行をキャンセルした木曜日(前日)の予約、平日の金曜日夕食朝食付、1人13000円程度でした。
天城山中の国道を、河津から修善寺方面に走り、湯ヶ島の町中に入る手前を鋭角に曲がり、下り終えた辺りにありました。
周りはなにもなし、潰れて廃墟となった旅館らしき建物が数棟、、です。
外観、ロビーはちょっとした高級感が漂います。
ここから地下のお部屋へ、廊下周りもお部屋も、奇麗にリニューアルされていて、掃除等もきちんとしていますが、例えばトイレの手洗いの陶器のロゴがToyotokiIだったり、窓のサッシや外壁等、ところどころ昭和が顔を出します。
部屋からの川の景観は良いです、川の音以外何も聞こえない静寂感に癒されます。
こちらの売りのひとつが川床での夕食、私達は直前予約なので、川床は一杯で、屋内での夕食ですが、見学した印象は、川床というか川沿いの半露天の食事処といった感じでした。
もうひとつのこちらの売りは温泉、どのお風呂も完全な源泉かけ流しを謳い、男女別大浴場はもちろん、無料予約不要の貸切風呂も4か所あります。
泉質は、カルシウムーナトリウム硫酸塩泉、PH8.0の触込み、ほのかに温泉の臭いがして、肌触りもよく、しっかり温まる良い湯です。
男性は渓流沿いに小さめですが露天風呂あり、風呂に浸かりながら川は見えませんが、川の音を聞きながら、ゆっくりできます。
ただ、女性用は岩盤浴があるかわりに露天かなかったと、残念そうにカミさんが言ってました。
岩盤浴も良いけど、どっちか選べと言われたら、迷わず露天ですね。
貸切風呂も3Fにある2つを体験、半露天の流星はお湯ぬる過ぎで外も見え辛い、露天の月下美人は丁度良いお湯加減ですが男性大浴場の露天を小さくしただけかなあ~、私はやっぱり大浴場の広いお風呂か好きですね~。
夕食です。
お刺身は地場のあまごが美味しい、山あいの宿としてはまぐろ・カンパチ等もまあまあ、1人1本付く天城産の山葵を擂って頂きます。
焼き物は鮎の塩焼き、夏の伊豆の山あいですから鮎は外せませんね。
小ぶりてすが、くさみのない美味しい鮎です。
猪の炙り、脂はかなりありますが、変な獣肉臭さはないです。
写真忘れましたが、山葵鍋も、天城シャモがコリッコリッで山葵の程よいツーンと相性が良いです。
お酒は夕食の飲みきりに丁度良い300mlの小鬢は、オリジナルの純米吟醸「たつた」だけ、美味しいけど1600円はちょっと高過ぎです。
伊勢海老・鮑・キンメなど伊豆っといったものはなく、天城の地場物に特化したメニュー、なかなか良いのだけれど、やっぱり伊豆に来たら山あいとはいえ、3つのうち1つくらいは出して欲しいかなあ~が本音です。
朝食は、それなり。
鯵の干物は炭で炙った焼き立ての提供、お漬物と簡単な煮物はブッフェ形式、豆腐は鍋で温める方式。
まあ、普通に旅館の朝飯、、です。
北海道旅行の代わりに、急遽、予約したお宿、そして半分雨でしたが、天城の山と清流の中で、ゆっくり過ごせたのは良かったかなあ~、と思います。