今日は

「たった10分の瞑想とヨガで消えた悲しみと怒りの波動」

というテーマでお届けします。

一昨日のメルマガで、

僕は捉え直しの完了していないマイナス感情を

感じたままで文章を書くという

初めての試みをしました。

あれから一晩が経ち、迎えた昨日の朝。

起きた時点では、

まだマイナス感情が残っているようでした。

昨晩の強烈なマイナス感情に比べたら

半分以下になっていましたが

僕はパートナーの目をまっすぐ

見ることができませんでした。

それから、パートナーは　

昨晩の出来事について聞いてくれました。

僕はできるだけ

自分のマイナス感情をぶつけないように

自分の捉え方について説明しました。

一通り話を聞いてもらって

優しいパートナーは

僕の気持ちに対して理解を示してくれました。

それでもまだ

僕の中にはマイナス感情が残りました。

僕の内側では

「わかってほしい。何でわかってくれないの？」

というエゴの声が収まらず

相手にマイナス感情の責任を取らせたがる気持ちが

消えませんでした。

言うなれば

「分かってくれなかったことを謝ってほしい」

という感覚です。

パートナーは、

いつものように朝イチで

瞑想をしようと提案してくれました。

僕は不遜な態度で返事をしてしまいましたが

それに応じました。

「瞑想をする」

となったとき、

僕は強い抵抗を感じました。

「じっと座って、感覚を観察する」

というのはエゴの最も嫌うことのようですです。

エゴはドラマを抜け出すことを拒んできます。

瞑想への強い抵抗は感じていたものの

それがエゴの作り出す幻想であるということも頭で理解していたので

僕はエゴの声にNOをつきつけて

瞑想することを選びました。

目を閉じて数十秒。

マイナス感情が体の中に湧き上がっているのを感じます。

僕はその感情が、

チャクラを結んだ体の中心線上に

体感覚として存在しているのがはっきりわかりました。

僕はその感覚に意識を集中しました。

体の中心線に沿って

じとっとした感覚がへばりついているようです。

体に虫唾が走る思いをしながらも

体感覚に意識を集中していきます。

ふと、その線に沿って下の方に意識を動かした時、

このマイナス感情の起点のようなものを発見しました。

それは、場所で言えばちょうど

丹田の位置のようでした。

ゴルフボールよりもひと回り小さい感触です。

僕は初めて

丹田の位置において

体の感覚をはっきり感じ取れました。

丹田には第2チャクラがあります。

それは、性のエネルギーを司るチャクラです。

僕はこのマイナス感情が

性のエネルギーと結びついていることを考えた時

妙な納得感がありました。

今回、僕が「傷つけられた」と感じた

男としての自信とか、

頼り甲斐

といったものに

こだわってしまう気持ちの大元には

「性欲」が絡んでいるのをうっすら感じていたからです。

僕はその丹田にある感情の起点に

意識を集中させていきました。

はっきりとその場所を認識できるからか、

それほど不快な感覚ではありません。

それから何となく僕は、

丹田に集中しているエネルギーを、

マイナス感情がへばりついている体の中心線に沿って

上の方に上昇させるイメージを描きました。

しばらくすると

気づくとエゴの抵抗はやんでいて、

心地よい体感覚に変化していったのです。

ほどなくして

あっという間に瞑想の時間が終わりました。

たった10分の瞑想でしたが

気持ちはほとんど落ち着いていました。

それからすぐにヨガマットを敷いて

太陽礼拝のヨガをしました。

太陽礼拝をすると、

血流が頭の方に昇っていく感覚があります。

エゴに囚われている時は

気が体の下の方（第3チャクラのあるみぞおちから下）に集中しているのですが、

太陽礼拝のヨガをすることで

さらにエネルギーが上の方に昇ってきます。

それがまた心地よいのです。

太陽礼拝が3セット終わる頃には

すっかりすがすがしい気持ちになっていて

いつも通りの、落ち着いた優しい朝になっていました。

今回僕が感じたのは、

ドラマに入り込んでいる時や

怒りや悲しみの感情に囚われている時、

あるいは人にマイナス感情をぶつけたくなっている時、

黙って目を閉じ、その場でじっとしているということがいかに難しいかということです。

違う言い方をすれば、

「黙ってじっと座っている」ことを

エゴがいかに嫌っているか

ということです。

実際にやってみるとわかると思います。

僕の場合は、

ざわざわっとした抵抗の体感覚を

胸の辺りに感じました。

瞑想中に、

かゆくてかゆくてたまらない虫刺されを決して触らずにじっと観察するあの感覚に似ています。

小さいマイナス感情を

手放すのはそこまで難しいことではありません。

ただ単に考えるのをやめるとき

振り払うべきエゴのサイズも小さいからです。

でも、マイナス感情が大きくなるほど

それは手放すのが難しくなります。

エゴの声があまりに大きくなりすぎているからです。

ただ、そんな状態になったとしても

瞑想に取り組むことで

エゴの声が死んでいくのを僕は今回初めて感じました。

ぜひ、同じように

どうにも浄化できない

マイナス感情が暴れそうなときがきたら、

その瞬間に

目を閉じ、静かにじっと座る

ということに取り組む価値は十分にあると思います。

新しい境地の片鱗を感じることができるかもしれません。

昨日、東京の天王洲アイルという場所で

パートナーのめぐを撮影してきました。

とても素敵なロケーションでした。