こんばん優☆ & こんばんポノック♪
今や無数に出ているAKBのバッタ本。
『裏』を謳っている以上これもバッタ本の類いかと思いきや、秋Pも公認の言うなればグレー本?
装丁を見れば分かるように、以前プレイボーイから出ていた『AKB48ヒストリー』と対をなす一冊。
あちらがメンバーの発言を中心に構成されているのに対し、こちらは全て
ヲタの発言で構成された、あくまでもヲタの側から見たAKBといった内容。
しかし、タイトルに漂うアヤシイ空気に惹かれて読んでみると、意外にちゃんとした本だった。
BUBKAらしい毒舌…とまでは行かなくても、運営に噛み付くような辛口な内容を期待してたんだけど。
書き手もファンだから、どこかキレイにまとめたくなっちゃうのかな。
ただ、一時期それなりにあの現場に身を置いていた立場としてはいろいろ興味深く読みました。
もちろん、『ああ、そうだったよなぁ』と思うところもあれば『そうかなぁ』と首を捻るところもあり。
また、『どうしてこの件に関してもっと突っ込んでくれないかなぁ』と思うところもある。
まぁヲタが100人いれば100通りの想いがあるだろうから、
ヲタの総意をまとめるというのは不可能なんだろうけど。
特に自分の場合ほとんどソロで、しかもK公演中心に足を運んでいたから、
AKB全体を応援していたヲタの人たちと温度差があるのは仕方ないだろう。
いっそインタビューという形式ではなく、ヲタの人たちが直接
書いた方が、ディープで読み応えのある内容になったのでは?
この本も、何だかんだでいちばん面白いのは最後のヲタ視点で書かれた年表だし。
とは言え、こういう本がプロデューサー公認で堂々と出版されるのもAKBならではか。
飾り立てられたストーリーではなく、その向こう側、裏側、そしてこちら側まで見せてしまえるという。
そういう意味では一読の価値はあると思う。
でも非ヲタの人が読んだら逆に引くかもね…。
では、今日はこの辺でおやすミサティ★