至らぬ凡夫の悲しい信頼と不信の中で，「ありのまま」ってなんだろう？基本的信頼感ってなんだろう？
「人を信頼する」ということの求不得苦からの考察，別の「信頼」の地平ってあるのかしらの雑感
の続きです。
２．
私ね，なんやかんやと夜更かしさんでして。
事務所にず～っといて，早朝の５時とか６時とかにふと事務所のベランダでぼんやりと外の様子を眺めてるのが好きだったりする。
３．
私の事務所，いいところにありましてね。
金沢にお住まいの方だったら，ああ，あの当たりか～ってお分かりになるでしょう。
大手堀というお堀がありまして。
金沢城趾公園の裏っていったらいいのかな。
金沢城趾公園の内部にはいろんな入り口があって，メジャーなのはなんといっても兼六園下から坂道を登っていって橋を渡って石川門からってとこですね。
その反対側だから，まあ裏といってもいいのかな。
大手堀というのは金沢城趾公園の裏あたりにだいたい２００メートルくらいのお堀がありまして。
ＫＫＲホテルなんかがありますね。
そのお堀ぞいの道路は桜も植えられてまして，桜の季節はいい感じになります。
その大手堀が東側で途切れるあたりに大手堀交差点という丁字路の交差点がありましてね，私の事務所はその丁字路の交差点からすこし奥へ入ったところです。
で，ベランダから眺めてますと，ちょうど，その丁字路交差点とか金沢城趾公園への裏の入り口とかがよく見えるんです。
ちなみに事務所が入っているビルの屋上に上がると，金沢城趾公園全体が一望できるというこれまた素敵なビルだったりします。
季節感無視で，桜咲く石川城趾公園を私の事務所が入っているビルの屋上から撮った写真を紹介しちゃいました。
あと，大手堀の東端からさらに東に進みますと，検察庁や裁判所の方向へ行くんですが，そこにいく前に白鳥路ホテルというホテルがありまして。
その横には白鳥路というこれまたお散歩に適した散歩道がございます。
犀星，秋声，鏡花の銅像なんかあったりします。
この白鳥路はうっそうとした木々が両脇に生い茂る散歩道でして，ちょうど裁判所の建物の裏を通っていき，最後は兼六園下に出ることになります。
４．
まあ，ぼーっとした頭でつらつら書いてるから，なんじゃらほいって文章ですが・・・。
要するにこういう場所なもんですから，朝，昼，夜といろんな表情を見せてくれます。
早朝は，お散歩，ジョギングをする人が，本当に早くからおいででしてね。
年配のご夫婦が犬の散歩を一緒にしてたり。
おばちゃんがゆっくり歩いてたり。
おじいちゃんが元気にジョギングしてたり。
若い夫婦が手をつないで散歩してたり。
腰の曲がったおばあちゃんと一緒にその息子（孫かな）がゆっくり散歩してたり。
あとね，事務所が入っているビルの１階が「はる菜」という名前の小料理屋さんなんです。
ここの女将がね，いい方でね。
気さくですし。
お店もいい雰囲気。
お仕事柄，夜遅いだろうに女将さん早起きでね。
この女将さん，大手堀の横の歩道の落ち葉の掃き掃除を午後５時ころからなさってる。
大手堀だけじゃなくて，丁字路交差点周囲とこのビル前も掃き掃除して下さってる。
女将さん，そんな掃き掃除をもう何年続けてきたんだろう？
誰から指示されたのでもなく。
誰かから誉められるわけでもなく。
５．
こんなこんなでね，早朝，ベランダでぼーっと行き交う人を眺めてるのが好きかな。
早朝に大手堀の丁字路付近を散歩したりジョギングしたりしてる人とか，ひっそりとお掃除を続けている「はる菜」の女将さんと眺めてたりするとね，うん，疲弊した頭でネクラなことを考えてるのが愚かに思えます。
ま，ネクラで終わるとね，後味悪いしね。
こんな話もしてみました。
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