空海が唱えたことで知られる虚空蔵菩薩の真言を100万回唱え終わり、
記念の意味も兼ねて、虚空蔵菩薩の秘仏が安置されている鎌倉の虚空蔵堂に参拝に行く。




空海が実践した、虚空蔵求聞持法では100日間で100万回。
その他にも印を組んだりと、様々な作法の決まりがある。

さすがにこの方法は難しかったので、
もう少し時間にゆとりを持って虚空蔵菩薩真言100万回を目指す「能望」というやり方で唱え終わった。


以前はヨーガでもマントラを数十万回唱える事をしたが、
100万回は今回が初めての経験だった。

「能望」で100万回でもかなりの時間と根気が必要なのに、
空海は虚空蔵求聞持法を生涯に何度か行っていたそうである。

日本では昔から伝わる音は、

「のうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか」


真言は雑念を消し、音に集中すると最も強力に働くという。


瞑想で一番困ることは、とにかくいろいろな雑念が消えてくれないことだが、
マントラの音声に意識を集中させることで雑念を容易に取り払うことができる。



日本風発音の
「のうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか」

もとのサンスクリット語の

「ナモ アカシャガルバヤ オーム アリカマーリマウリ スヴァーハー」

音の響きにはかなりの違いがある。

オリジナルであるサンスクリット語のマントラの方は、
オーム、スヴァーハー といったサンスクリットの聖音をはっきりとなえるので、
こちらの方が確実な気もしたが、

空海が唱えていたのは前者の方だろうから、
まあ、どちらで唱えても良いのだと思う。

どちらで唱えるにしても、
上っつらで唱えている時と、音にしっかり集中している時とではかなりの違いがある。

大切なのは、真言の音響の中に意識を集中することなのだから。