ポン・ジュノ監督の新作『マザー』で、ウォンビンが、5年ぶりにカムバックする。『ブラザーフッド』『マイ・ブラザー』などで反抗児的な弟イメージのウォンビンは、今回の映画で純粋な青年の姿を見せる。


 ハ・ジョンウと妻夫木聡の共演で話題になっている映画『ノーボーイズ、ノークライ』の韓国公開日が5月28日に決まった。韓国と日本という異なる国で生まれ育った2人の青年が、それぞれ家族関係や自らの生い立ちについてのトラウマを抱えながら、生きることに希望を見出していく姿を描く。

 監督は映画『俺の青春に叫ぶ』のキム・ヨンナム氏、脚本は映画『ジョセと虎と魚たち』、『メゾン・ド・ヒミコ』を手掛けた渡辺あや氏が書き下ろしている。

4月30日封切りのパク・チャヌク監督の新作『コウモリ』は、エンディング・クレジッドにエミール・ゾラの小説『テレズ・ラカン(Therese Raquin)』を原作として表記することになった。10数年前、パク・チャヌク監督がエミール・ゾラの著書を読んで霊感を得た。その感謝と尊敬の気持ちを伝えるためという。この映画の関係者は「小説からモチーフを得たのは事実だが、映画と小説の内容はとても異なる」と述べた。
フランス出身の文豪エミール・ゾラの『テレズ・ラカン』は、自然主義の小説家エミール・ゾラに作家的名声を抱かせた作品で、痴情と殺人という素材の扇情性により出版当時議論を巻き起こした作品。おばの息子と結婚した自由奔放な女性‘テレズ’と彼女と不倫に陥った夫の友達‘ローラン’が病弱な夫を殺害し破局に走る内容を描いた小説である。