こんにちは、いつのまにか今年もあと20日程となりました。
何かと忙しい時期ですが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?

さて先日のこと、映画「のぼうの城」を観ました↓

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映画を観たのは、栃木県小山市にあるショッピングセンター「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」内のシネマハーヴェストウォーク。
クリスマスも近づき、イルミネーションが輝いていました↓

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きれいです。
ちなみに、ここで映画を観るのは「おおかみこどもの雨と雪」以来でした。

さてさて、映画「のぼうの城」ですが・・・
主演の野村萬斎さんは、「下館薪能」に何度も出演し、映画「陰陽師」では安倍晴明を演じた、筑西市にもほんの少しだけゆかりのある人物。映画の大まかなストーリーはこんな感じです↓

戦国末期、天下統一を目指す豊臣秀吉は、関東の雄・北条氏を滅ぼすため大軍を投じて小田原城を攻めた。
次々に陥落する小田原城の支城。
領民からでくのぼうを意味する「のぼう様」と呼ばれる城代・成田長親(野村萬斎)が守る武州・忍城(おしじょう)にも秀吉軍が迫っていた。
秀吉軍の石田三成は2万の軍勢で攻撃を開始するが、「のぼう様」は開城することなく、わずか500人軍勢で迎え討とうとする。

面白かったです。
この映画、実際に行われた忍城の籠城戦を描いてるのですが・・・
わたくし臣(しん)が住む茨城県筑西市とも、少しだけ関係があります。
実は、筑西市に下館城城主・水谷勝俊公が、この籠城戦に参加していたかもしれないのです。

手元にある色々な参考書籍を総合すると・・・
天正14年
・秀吉が発した惣無事令(私戦停止命令)が、山上道牛を通じて佐竹義宣、結城晴朝、水谷勝俊など北関東の諸武将に通達される。
天正18年4月
・秀吉が小田原城の包囲を開始。
同5月
・結城晴朝が北条方の下野祇園城(栃木県小山市)、榎本城(現在の栃木市、旧栃木県下都賀郡大平町)を攻め落とす。下館市史によれば、結城晴朝が陥れたのは壬生城(栃木県下都賀郡壬生町)、鹿沼城、小山城(小山市)、抜本城等で、水谷勝俊もこの戦いに従った。
・佐竹、結城、水谷、多賀谷重経等が小田原に参陣し秀吉に謁見。この際、結城晴朝が秀吉に願い出て、徳川家康の実子で秀吉の養子である秀康を後嗣に迎える。
・石田三成、大谷吉継、長束正家(この3人は映画にも登場)が、佐竹、宇都宮、結城、水谷、多賀谷等を伴い上野館林城を攻め、開場させる。
同6月
・秀吉が石田三成に武蔵忍城攻めを命じる。三成は、大谷、長束、佐竹、宇都宮、結城、水谷、多賀等を伴い忍城を攻める。
同7月
・小田原城が開城し、これを知った忍城も開城。


というわけで、作品中には全く登場しませんが、2万人の石田三成軍のうち何百人かは、下館の人々だったようです。
みなさんご存知でしたか?


■映画「のぼうの城」
製作年/平成22年
公開/平成24年 
配給/東宝 アスミック・エース
監督/犬童一心 樋口真嗣 
脚本/和田竜
キャスト/野村萬斎(成田長親)、榮倉奈々(甲斐姫)、成宮寛貴(酒巻靭負)、山口智充(柴崎和泉守)、上地雄輔(石田三成)、山田孝之(大谷吉継)、平岳大(長束正家)、前田吟(たへえ)、中尾明慶(かぞう)、尾野真千子(ちよ)、芦田愛菜(ちどり)、ピエール瀧(-)、 西村雅彦(成田氏長)、中原丈雄(北条氏政)、鈴木保奈美(珠)、平泉成(成田泰季)、夏八木勲(和尚)、市村正親(豊臣秀吉)、佐藤浩市(正木丹波守利英)