こんにちは、みなさんお元気ですか?

ちょっと前の話題ですが・・・
8月26日(金)、JR下館駅前ビル「スピカ」(茨城県筑西市丙360)の売却を進めていた茨城県筑西市が同ビルの一般競争入札を行ない、東京の不動産管理運営会社が3,580万1円で落札したと発表しました。

イメージ 1

落札したのは、スピカの管理運営を目指し7月に設立されたアパティア(貫井英一社長)という会社。
新聞報道などによると同社には、千葉のJR木更津駅前商業ビル「アクア木更津」の再生に携わった役員がいるということです。

イメージ 2

イメージ 3

スピカは下館駅前再開発事業の一環として建設された再開発ビル。
下館サティを核店舗として平成3年にオープンしたものの、マイカルの破綻によりサティが撤退。
その後もエコス、サンバード、エイムなどのスーパーが進出・撤退を繰り返し、現在3階4階フロアは市役所分庁舎として使われています。

イメージ 4

イメージ 5

ちなみに今後のスピカの利用方法について新聞各社は、以下のように報じています↓

茨城新聞:地下1階はボウリング場など、1~4階はスポーツアウトレットや美容、文化などの専門店。5階は既存のスポーツスクールなど。6階の文化ギャラリーとコミュニティプラザは市が借り受ける。
産経新聞:ゲームセンターやカラオケボックスなどの娯楽関連、インテリアショップなどの専門店、スポーツジムなどが入り、市民から存続の要望があった6階のギャラリーや市民ホールなどは市が借り受け、文化施設として継続する
東京新聞:地下1階~地上2階はゲームセンター、娯楽施設、レストランなど。三階・四階は家具、女性向けの美容コーナー。5階と6階は既存のスポーツジムと市民ギャラリーなどがそのまま残る。
毎日新聞:「地元生活者のコミュニティタウン」を旗印に、ファミリーレストラン、市場、パチンコ、美容、家具など
朝日新聞:「地元生活者のコミュニティータウン」という発想で、地階にはボウリング場やカラオケボックス、地上階にはファミリーレストランやリサイクルショップ、スポーツスクールなど。市文化ギャラリーなど6階の施設はそのまま残る。

計画では来年4月1日のオープンを目指し、1年目の入居率は60%、2、3年目に70、80%、4年目以降は90%以上、年間の売り上げは30億円を目標にしているそうです。


というわけで、スピカが無事再出発できることをお祈りしております。

【追記】
新聞報道によると、筑西市議会は定例議会最終日の9月22日(木)、スピカ売却案を反対多数で否決しました。
3年前には財政再建策として同ビルの民間売却を採択した市議会ですが、今回の売却案のままでは「転売禁止に拘束力がない」、「(パチンコ店などの入居提案もある利用計画書が)文化と芸術の街の表玄関にふさわしくない」などの反対意見が出たそうです。
吉沢範夫市長のコメント「プロセスを経て売却を進めてきただけに、残念で信じられない結果。当面は現在のスピカ分庁舎とし、特別委員会の結論を待って検討したい」

筑西市ホームページ