こんにちは、みなさんお元気ですか?

先週、東京都港区六本木にある「住友コレクション泉屋博古館分館」で開催中の展覧会「板谷波山をめぐる近代陶磁」を観てきたのでご紹介します。

板谷波山(いたやはざん1872~1963年、筑西市名誉市民・茨城県名誉県民)先生は、ここ茨城県筑西市(当時の真壁郡下館城下)の出身。陶芸家として初めて文化勲章を受章するなど、日本陶芸界の第一人者です。

さて、東京に住んでいた事があるにもかかわらず、久しぶりに六本木に足を踏み入れた わたくし臣(しん)、少々緊張しながら東京メトロ南北線・六本木一丁目駅を下車。泉屋博古館分館は、地上45階建の泉ガーデンタワーなどからなる市街地再開発地区「泉ガーデン」内にありました。

到着です↓

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さっそく入ってみましょう↓

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今回の展覧会は、平成14年に現代陶芸作品として初めて国の重要文化財に指定された「葆光彩磁珍果文花瓶」などの作品や、波山先生とともに帝室技芸員に任命された三代清風与平、初代伊東陶山、初代宮川香山、初代諏訪蘇山の作品などが展示されています。

波山先生作、筑西市立下館小学校所蔵の「彩磁菊花図額皿」明治44年(1911)もありました↓

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こちらは筑西市田町にある板谷波山記念館所蔵の陶片

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波山先生の制作過程などを知る貴重な資料として展示されていました。

そして泉屋博古館所蔵、国の重要文化財「葆光彩磁珍果文花瓶」大正6年(1917)↓

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わたくし臣(しん)的には、昨年3月に茨城県陶芸美術館(笠間市)で開催された展覧会「のこす・伝える-『お宝』考今昔」で観て以来の再会。波山先生の最高傑作のひとつだけあって、何度見ても大迫力です。


というわけで、同展は6月14日(日)まで開催されていますので、みなさんもぜひ、波山先生の素晴らしい作品をご覧になってください。


■「板谷波山をめぐる近代陶磁」
期日 平成21年4月18日(土)~6月14日(日)月曜休館(ただし5月4日は開館、5月7日は休館)
場所 住友コレクション泉屋博古館分館 東京都港区六本木1-5-1 TEL03-5777-8600(ハローダイヤル)