こんにちは、みなさんお元気ですか?

さて、1月4日から、茨城県筑西市出身在住の歯科医・一木努先生が収集した歴史的建造物の「カケラ」が、江戸東京たてもの園15周年記念特別展 日本の建物「建物のカケラ~一木努コレクション」展で公開されます↓

イメージ 1

高校生のときに地元の菓子工場・常陽製菓の煙突が取り壊された際に、そのカケラを収集したのをきっかけに、建物のカケラ収集活動を始めたという一木先生。
画家の赤瀬川原平さんや建築史家の藤森照信さんなどにより結成された「路上観察学会」の会員でもあります。

ほとんどの建築物は、老朽化すると壊され消えてしまいます。
せめてカケラを保存することで時代の記憶や街の記憶の手がかりを残す、そうした思いで一木先生の活動は続けられているそうです。

これまでに訪れた建物の取り壊し現場は、およそ900カ所。
今回の展覧会では、前述した常陽製菓の煙突や下館一高の風抜きグリルなど筑西市関連のものをはじめ、東宮御所の床タイル、蔵前国技館の鬼瓦、美空ひばり邸の鉄扉飾りなど約700点におよぶ建物のカケラが展示されるということです。
下館一高のカケラが東京都主催の展覧会に展示されるなんて、最高ですね。

イメージ 2

なお一木先生は、下館時の会代表として、市内に残る旧家の蔵(時の蔵)の保存や地域の歴史・人物を紹介する展覧会の開催などといった活動も行っています。

というわけで、「建物のカケラ~一木努コレクション」のご紹介でした。


■一木努(いちきつとむ)
昭和24年下館市(現筑西市)大町生まれ
歯科医師 建物のカケラ収集家 路上観察学会会員 下館時の会代表

■江戸東京たてもの園開館15周年記念特別展 日本の建物「建物のカケラ~一木努コレクション」
場所 東京都小金井市桜町3-7-1 江戸東京たてもの園 TEL042-388-3300
会期 平成21年1月4日(日)~3月1日(日)
主催 東京都 江戸東京たてもの園