『サーフィンラビットステーション』
札幌のコミュニティFM三角山放送局
普通ならば、旭川に住む私が聴けないラジオです。
この放送局の『サーフィンラビットステーション』
という番組
コアな達郎さんのファンなら、この“サーフィンラビット”にピンとくるのではないでしょうか
達郎さんがSUGAR BABEとしてデビューする前に出された自主制作盤『ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY』
このレコードに描かれていた兎と波のイラスト。
後にSUGAR BABEの『SONGS』のイラストなどを手がけることになった金子辰也氏が、兎と波と月の家紋からイメージして描き、それを“サーフィンラビット”と名付け、録音スタジオ名になりました。
と言う訳で、番組名が「サーフィンラビットステーション」というところから、達郎さんに関係する番組であることは、理解できますね
もっちろん私もすぐにわかりました
数年前、某SNSでKATSUMIさんと幸運にも知り合い、教えていただいた「サーフィンラビットステーション」。
札幌のコミュニティFMの電波は旭川まで届きませんが、そこは便利な時代
インターネットで、リアルタイムで放送が聴けちゃうんです
そして、私も拝見した先日の達郎さんの札幌公演が終わった後の5月1日。
公演後、初めての放送は「山下達郎PERFORMANCE2008-2009反省会」
ファンにとっては、何て有り難い放送
タイトルだけで、わくわく
そこにきて、KATSUMIさんが、そのSNSで私が書いた達郎さんの札幌公演についての文章を紹介して下さるとのこと
特に私の泣き所を
これはかなり嬉しいっ
4月25日の公演。
それから3日しか経たない内に、達郎さんが出演されたラジオ生放送が4月28日。
そこからまたわずか3日、5月1日にコミュニティFMの達郎さん特集。
めくるめく達郎さんワールド
押し寄せる達郎さんの波
私の情熱が連鎖して、見えない力が働いているのではないかと錯覚するほどの立て続けの達郎さん
ひょっとすると近い将来、達郎さんとお会いできるのではないか
そんなことを思ってしまうほどの勢いです
強く思えば願いは叶う
いつか達郎さんとお会いすることを本気で祈ってます
こうなると、私は達郎さんのことしか考えられません
完全に囚われの身
もちろん、こうしている今も一秒たりとも達郎さんが、頭から離れたことはありません
さて、肝心の放送ですが、充実のラインナップで大満足
コアな達郎さんファンのKATSUMIさんとよっしぃさんが、札幌公演を完全再現
完璧なフォロー
お見事としか言い様がありません
私なんて、達郎さんファンとしてはまだまだ尻の青い小僧なのだと、改めて思わされました
しかも、番組内では私の拙い文章を長々と紹介して下さり、びっくり
ほんのちょっとかと思いきや、こんなにたくさん読んでいただけるとは
ラジオで読まれることを想定していない文章なので、聴きながらかなりこっ恥ずかしかったのは正直なところ
かなりの暴走っぷりなので、一緒に聴いていた両親の顔がまともに見られませんでした
まあ母はラジオでたくさん読まれたことが嬉しかったようで、内容云々は気にしておらず、ホッとしましたが
父は私のあまりの入れ込み様に、「達郎関係の仕事に就いた方がいいんじゃないのか」なんて、言っておりました
それに加え、私がライブで特に反応した「さよなら夏の日」までかけて下さり、最後にはオンエア中に送ったメールまで読んでいただきました
至れり尽くせりの一時間
もちろん私一人のための放送ではないのですが、そう思えてしまう程、大変感激しました
それも半端じゃない達郎さんびいきの番組で、このように採り上げていただいたことを非常に光栄に思います
私が言うのも失礼ですが、クオリティも高く、これがコミュニティFMの番組とはもったいない
それにしても、KATSUMIさんが私なんかの文章を気に留めて下さらなければ、こんなに嬉しい体験はできず、心から感謝致します
本当にありがとうございました
因みに放送は、通常「サーフィンラビットステーション」のサイトで随時聴けるのですが、生憎只今工事中
しかし、リアルタイムでは毎週の放送が聴けます
毎週金曜日・午後7~8時
三角山放送局
『サーフィンラビットステーション』
をお聴き逃しなく
<『サーフィンラビットステーション』HP>
http://humansnet1.hp.infoseek.co.jp/
<三角山放送局HP>
※画面左オレンジ色の【インターネット放送を聴くにはここをクリック!】をクリックすると、リアルタイムで放送が聴けます
達郎さんと共有しているもの
「大貫妙子~懐かしい未来~」
NHK-FM
先週4月28日(火)23:00~24:00のな、なんと
生放送
(再放送が昨日5月5日のため、ようやく記事をアップ)
達郎さんがゲスト出演されるという情報は、随分前からつかんでいたのですが、まさか生放送とは
達郎さんの北海道公演から、わずか3日しか経過していなかったんです。
私の頭の中は、まだまだ達郎さん一色
そこにきて、生放送のラジオって、アナタ
達郎さん地獄
と言うか、天国
達郎さんから離れられなくなるに決まってますよ
私にどうして欲しいんだいと言いたいくらいの達郎さんの嵐
私は一生達郎さんの虜
なんていう達郎さんLoveな話はし出すと止まらなくなりますので、置いておいて
(まえだまえだ、みたいな字面)
とにかく大貫さんと1対1というだけで、ファンとしてはワクワク
「サンソン」に大貫さんがゲスト出演された時以来の組み合わせ。
そんなファン心をくすぐるどころか、大いに刺激する内容で、SUGAR BABE時代の話、ツアーの話など、大満足の1時間でした
SUGAR BABEについては、ファンなら既に知り得ていることが多かったのですが、活字として見てきたものばかりなので、お二人の口から発言されるのが、非常に生々しくて、興奮しました
「山下クン」「ター坊」と呼び合い、「変わらないね」と、世間話のように語らう。
それだけで、四ッ谷の喫茶店で若い二人が運命的に出会い、SUGAR BABEとしてデビューした時代にタイムスリップ
私にまでその時の空気感が伝わってくるような錯覚に陥りました。
記憶力が半端じゃなく凄い達郎さんが、当時のことをこと細かく憶えていらっしゃるのに対し、大貫さんがそうだったっけ~よく憶えてるね~と返していたのも、クスッと笑ってしまいました。
名コンビ
数日前、札幌公演で拝見した律義で生真面目な達郎さんのまんま
そして、一緒にするのも失礼ですが、どちらかと言うと、私は大貫さんのようなタイプなので、大貫さんの気持ちがわかるような気がしたもので、尚更可笑しかったんです
ってことは、達郎さんと私も相性抜群ってことか
ま~た、すぐそっちに結びつけたがる悪いクセが出ました。
失敬
さて、ツアーの話には、やはり達郎さんが音楽の神様であり、お人柄が仏様のような方であると感じました
気遣いや感受性、優しさや思いやりが人一倍
確かに達郎さんの音楽が好きでファンになったのですが、何故達郎さんの音楽に惹かれたのかというところを突き詰めると、最終的に達郎さんの気持ちに辿り着くのではないか、と改めて思わされました。
だからと言って、気持ちだけで通用するほどプロの世界は甘くない訳ですが、エンターテイメント性だけでも、もう十分過ぎるくらいあらゆることに気を配っていらっしゃる方
その上に、ファンの気持ち、人の心にまで敏感に反応し、思いやるあたたかさをお持ちなのですから、天下無敵
才能や功績のあるミュージシャンなら他にもいるでしょうが、名誉や栄光よりまず人間の心ありきな達郎さんのような方は、本当に少ないと思います。
今の時代背景。
それによる影響・波紋。
その中で生きる達郎さんファンの中に一番多い40代半ば~50代の世代の男性が置かれている状況・立場。
そして、その方々の気持ち。
それらに配慮され、明るく前向きな曲だけを今回のツアーのセットリストに選ばれたそうです。
一つのツアーに対して、ショーの演出に留まらず、ファンの気持ちにまで神経を注ぐ緻密さ
番組のコンセプトに沿い、環境問題などについて語られた時の人間存在をポジティブに考えるという達郎さんの基本理念
未来や社会をプラス志向の発想に繋げる説得力のある理屈や理由
その全てが大変美しく純粋でありながら、決して非現実的なものでも偽善がましいものでもありませんでした。
そして、力強く逞しいカッコ良さに溢れていました
白状しましょう
泣きました
達郎さんのあたたかな日だまりのような大きな心が伝わって、泣きました
ライブに引き続き、また涙しました
単純に感動いたしました
まりやさんの「Expressions」に寄稿され、私がいたく感銘を受けた達郎さんの「生きることへの肯定」という言葉。
それが放送を拝聴しながら、心に一気に響いてきました
正に大好きな松本清張さんの「天と線」のトリックが明かされた時のように、私の中の天と線が急激に繋がったような気がしました
達郎さんの優しさ。
達郎さんの堅実さ。
達郎さんの強さ。
達郎さんの音楽活動に、それらが全部表現されている
と言うより、達郎さんの音楽活動そのもの
そして大貫さんから、これまで達郎さんが音楽活動、ファンに対して最も大事にしてきたことは何か、と質問されました。
こういうことが、達郎さんの口から語られることはあまりなく、シンプルですが、大変興味深い質問でした。
要約すると「普遍性、エバーグリーン」であると仰っていました。
型を壊すより守る方が難しい、本当は変わっているけれどスピリットは変わらない、変えない。
その想いをお客さんと共有している。
実はとても難しいが、音楽を聴けない時期があっても再びまた戻れる音楽。
前へ進むのは作風を変えるということだけでなく、他にもある。
これら全てが実際にその通りになっていて、ファンもそれを強く感じているという事実。
達郎さんの楽曲がいついかなる時に聴いても、色褪せることがなく、新鮮さを失わない、懐メロには絶対にならないという凄さは、ファンが最も魅力的に思っていること。
これがいかに素晴らしいことか
山下達郎というミュージシャンとそのファンが、こんなにも想いを正確に分け合っているのです。
発信する側と受け手の意思疎通が、少しも狂うことなく、淀みなく流れているのです。
これは感動だけでなく、ファンとしてはかなりの快感です
達郎さんも、ファンも、何十年と真剣に向き合ってきた結果が、顕著に表れています。
以前、私が記事にしたこと(下記08年8月25日の記事
抜粋)は、決して勝手な思い込みではありませんでした。
達郎さんの音楽に対する情熱・愛情は、その活動を通して自然と伝わってくる。
それを受けた私(達)もまた自然と達郎さんの音楽の美しさ、精巧さに感動する。
そんな私(達)の思いを感じ取った達郎さんが、それに応えるように素敵な楽曲を届けて下さる。
それにまた私(達)は心を突き動かされる。
それを繰り返す内、両者の意図や気持ちが不思議と疎通されてくる。
実際に対面したり、直接的な表現で語らわなくても、どこか通じてくることもある。
達郎さんが最もご自分の心情を表すことができたと仰る曲。
「蒼氓」
正直それほど思い入れがありませんでした。
しかし、今回のライブやその背景、また放送でのお話をうかがうと、この楽曲の重要性や達郎さんのお気持ちがいかに忠実に歌われているのかが、初めて本当に理解できた気がします。
泣かないでこの道は
未来へと続いている
限りない命のすきまを
やさしさは流れていくもの
憧れや名誉はいらない
華やかな夢も欲しくない
生き続けることの意味
それだけを待ち望んでいたい
本当に濃密な番組でした。
ラジオもテレビも、これと言っておもしろいと思えるものがほとんどない昨今。
久々に、あーおもしろかった
と心から思える内容でした。
エアーチェックしたものを繰り返し聴いています
達郎さんと自分との精神的な距離を測るように…
その距離が聴く毎に近づく実感を噛み締めながら…
再び恋に落ちた夜☆山下達郎ライブ(ネタバレほぼ無し)
4月25日、札幌、北海道厚生年金会館
隣接するホテルのロビーで暇をつぶす人達の中に我々親子も紛れていました。
あと1時間足らずで私が待ちに待った瞬間が訪れるというのに、この期に及んでまだ実感が湧かないままなのが不思議。
前日はあまりよく眠れなかった私
体調が万全でなかったことが影響していたのでしょう。
そのせいで、テンションも少し低め
いよいよ開場。
グッズを買い求める長蛇の列に加わり、ツアーパンフを購入
先に席に着いていた母の隣に座り、刻一刻と迫る開演時間に気づいた後、ステージ上に並んだ器材が視界に入った途端、私の気持ちのフックがやっと外れました。
緊張
テンション急上昇
高鳴る胸の鼓動が抑えられない
開演を知らせるブザー。
それに反応する観客。
公演前の注意事項のアナウンス。
続々と埋まり始める空席。
その全てが私にとって、懐かしく愛おしい光景
そうだ、これは夢ではなく、現実に起こっているのだ
会場が徐々に暗くなると、聴こえる拍手と歓声。
薄暗いステージには、バックバンドの方々
そして最後に現れた細身のシルエット
それほど離れていない距離に感じる絶対的な存在に、激流のように押し寄せるトキメキ
ジャンジャカジャジャジャジャ…
オープニングナンバーのイントロのギターカッティングが聴こえると、私の心の高揚は最高潮
本当に始まった
そして、湧き水のように透明な第一声がホールに響き渡り、スポットライトが全身を照らす
やっと幻ではない
本物の山下達郎様
が、そのお姿をはっきり見せて下さいました
あー私はこの瞬間以上にエクスタシーを感じたことが、かつてあっただろうか
今までもこれからも、これ以上忘我の境地に入ることはないと断言できる
気づかぬ内に私の顔は一気にめちゃくちゃ、早くも一発目から号泣
ここ何年も泣いていない私を、いとも簡単に泣かせる達郎さんの力はいかばかりか
山下達郎様の全国ツアー
『PERFORMANCE 2008-2009』最終日…
になるはずだった、公演
達郎さん命名の“なんちゃって千秋楽”
なるほど、これはある意味、貴重かもしれません
現段階で、まだあと3公演を残す状態。
マナーとしてネタバレ記事は書くべきではありませんが、それ以上に私自身が、敢えて詳細を書きたくない心境です。
嬉しいことを離さずにいられない性分の私が何と珍しい
こういうことは初めてかもしれませんが、勿体無くて話したくないのです
あの日あの場所で達郎さんと同じ時間、同じ空気、色々な“同じ”を共有できた奇跡は、大変神聖な体験であることに違いないのです。
それを安易に他言することをはばかる自分がいるのです。
それほど今回の達郎さんの公演は神がかっていました
達郎さんが私達だけに与えて下さった心の核を揺さぶるようなプレゼントを大切に自分の中に仕舞っておきたい、そんな気持ちでいっぱいになりました
過去に拝見した達郎さんのライブでも、あまりの感動に涙が出ることはありました。
静かに頬を伝うような涙
しかし今回は、心臓をギュッとわしづかみされたような感覚に陥り、ライブ中顔が崩れるほど泣いた回数・計3回
私は今回間違いなく、達郎さんを好きになりました
もう15年近くファンをやっている私の今更ながらの発言に、ついに頭がどうにかなってしまったと思われるでしょう。
いつも暴走気味の私ですが、とうとう来るところまで来てしまったとお思いの方もいらっしゃるでしょう。
確かにある意味、今の私は、頭も心も尋常ではありません。
もう一度言います。
私は達郎さんを好きになりました
これは私の今の素直な気持ち。
また好きになった、惚れ直した、改めてファンになった…
そういう言い回しをすればすんなりいきそうですが、最早そんな生ぬるい表現では収まらないのです
初対面の男性に心を奪われた時の新鮮で溢れんばかりの情熱的な想いが、この日再び生まれたのです
そう、私は山下達郎さんをまるで今回初めて知ったかの如く、雷に射たれたような衝撃を受け、心の底から大好きでたまらないという気持ちが沸々と湧いてきたのです。
私はこの夜再び山下達郎という男性に恋をしました
恋に落ちました
恋焦がれました
世界中に響き渡るような一点の曇りもない澄んだ清らかな歌声
客席に向けられた、大海のような深い優しさの笑顔
柔らかな日が差す平和な午後のような穏やかな語り口調
楽器と会話する芸術的に美しい指先
そして律義、生真面目、紳士、全身から滲み出るお人柄
どこを取っても、素敵で好き過ぎる
いえ、好きという言い方ですら適当ではなく、何か足りない気すらします。
ならば、愛している。
いえいえ、私なんぞが達郎さん程の方に、軽々しく言う言葉ではありません。
そういう人間が対人間に向ける通常の感情なんか、遥かに超越してしまっています
まりやさんというれっきとした素晴らしい奥様がいらっしゃる達郎さんの愛人になることは不可能であり、またそんな女性を必要としない誠実な達郎さんが素敵であるからして、私が近づくには養子にでもしていただくしかないのか…
などと、本気で考えてしまう程
興奮。
感激。
感動。
圧巻。
熱狂。
歓喜。
号泣。
あとは何だろう
“なんちゃって千秋楽”らしく、最っっっっ高のライブでした
なんて、あまりにもボキャブラリーが無さすぎる自分が情けなくもなります
しかし、達郎さんのライブを適切に表現する言葉が果たして存在するのでしょうか
陳腐な言葉では語れない、上手く言葉にしようとすればする程本当の達郎さんのライブからは離れていくような想像を絶する凄さがあります。
それでももう少しライブレポらしいことを書くとすれば、過去に拝見させていただいた達郎さんのライブの中で、私個人は今回の公演が最も好きです
ご本人の仰る通り、歳を重ねる毎に、声が出るようになられているのはもちろん、声質もどんどん美しくなっています
歌唱力に関して、今更私が言及する必要は全くありませんが、他の日本のポップス畑のミュージシャンのライブにはもう行けません。
行く気になりません。
それくらい山下達郎という方のライブは、歌声、演奏、選曲、演出、MCに至るまで、どれを取っても圧倒的絶対的パーフェクト
これを観ずして何を観ると言うのか
折角、達郎さんと同じ国、同じ星、同じ時代に生まれた強運に恵まれたのなら、死ぬまでに一度は経験すべきライブです。
一度観たら、人生観まで変わりかねないでしょう。
今回MCで、達郎さんのライブに初めて来たお客さんに挙手を求めたのですが、半数近くの手が挙がったのには驚きました
ざっと客層を見ても、40代から上が多く、30代くらいの方も男性がほとんどでしたので、昔からのファンの方ばかりだと思っていたのですが。
私と同世代はごく稀で、しかも女性となると私一人かもしれないと思える程、見つけられませんでした。
そんな中で初めての方が多いということにもびっくりですが、それよりも
“達郎さんが今も新しいファンを開拓されているという事実”
に感動しました
日本にも50代以上で現役、今も人気のあるミュージシャンはいますが、そのファンのほとんどが常連さんだと想像します。
実際は音楽性の問題で、年齢は関係ないのですが、若いミュージシャンは新たなファンを増やし、ベテランは常連を増やすのが実情だと思います。
そうした日本の音楽界の流れの中で、山下達郎さんのような50代のミュージシャンのライブ会場の半数近くが新しいファンというのは、実は物凄く大変な偉業を成し遂げているのではないか
と私は思うのです。
一方で達郎さんの音楽の素晴らしさを思えば、何も特別なことではないとも言えます。
達郎さんの音楽は流行りや見せかけではなく、人の心に訴えかけるものである証です。
長々と書いてきましたが、やはりいくら文字を並べたところで、実際の達郎さんのライブの価値や凄さには、到底追いつけません。
札幌から日帰りし、帰宅したのが日付をまたいだ午前1時
寝不足や体調のこともあり、疲れてすぐ眠れるはずが、興奮冷めやらずなかなか寝付けませんでした。
ライブから数日経過した今でもその余韻に浸り、頭の中は達郎さん一色
少し前までTOKUさんばかりだったのに、全く私の脳は入れ替わりが激しく忙しいです
ライブの最後、達郎さんが手を振りながらステージを去ろうとする時、私も達郎さんに手を振りながら、思わず「ヤダー」と叫んでしまいました。
きっちり3時間半のライブを観てもまだ名残惜しい
ファンにとっては恒例のクラッカーを鳴らした時の達郎さんの嬉しいような困ったような笑顔
ギターを掻き鳴らしている時のカッコ良さ
観客、バンドメンバー、あらゆる人に対する聖母のような優しい表情
山下達郎様
私はあなたのことが、心から大好きです
あなたを想うとそれだけで泣きそうなくらい、死ぬほどに…
本当にありがとうございました
薄々気づいていた事実
これはファンとしては触れてはいけない事実なのではないかと、ずーっと思っていました
それに私がそう勝手に感じているだけで、はっきりと確信が持てないことでもありました
しかし、真実を明かされる日が来てしまったのです
それは……
「有田さんが女性的であること」
これはもう紛れもない事実
曲げようのない真実
数日前の「はねるのとびら」で、仲良しの矢作さん、山崎さんにあれこれ暴露された有田さん
一人で髪を切りに行けない
記念にお揃いの物を買いたがる
誕生日にメールをもらえないと怒る
山崎さんとご自分のお母様を仲良くさせたがる
山崎さんとごはんを食べるために山崎さんの仕事が終わるまで、ご自分は何も食べず6時間も待つ
独身男性、経済力も相当おありで、男性が好きな訳でもない、ということを考えれば、なるほど強烈な話の数々
普通なら女性関係を暴露されるであろうところで、ある意味それ以上のインパクト
かなり笑えたことは言うまでもありません
でも私の中の有田さん像としては、何も特別なことではないのです。
むしろそれこそが有田さんと言いたいくらい。
ところが、具体的なエピソードを突きつけられると、全く戸惑いが無いと言えば、これまた嘘で、やっぱりか~と知りたいような知りたくないような妙な気持ちになったりして
いつも共演者をさりげなくサポートし、相手の見せ場を作る気遣いや気配りも抜群
笑いに関しては相当熱く先輩からはその才能を買われ、後輩からは尊敬され慕われる
いざとなったら、頼りになる男気がたまらない
…のはずが、実は違う
私が好きだった有田さんはそんなんじゃない
帰って来てよ本当の有田さん
なんて、私が嘆き悲しむはずがない
何故って、私は男らしい女だから
そう女性的な有田さんと男性的な私
相性ピッタリということが、晴れて証明されたのです
髪は一人で切りに行く、と言うより一人がいい
お揃いは嫌い、他人と一緒は最悪
他人の誕生日はおろか、自分の誕生日ですら興味がない
お腹が空いたら我慢ならない、先に食べてるからと宣言する
ほらねっ
どこを取っても私は女の子らしくないんです
女性から男前とすら言われたことがありますから。
って、あれ
それはそれで、有田さんとは全く意見が合わないってこと
昨日の「喰わず嫌い王」で、ご自分の明太子を対戦相手の榮倉奈々さんに自然に取り分ける有田さんの優しさに胸キュンしたけれど、そこも女性的と言えば女性的
私はあまり一緒にいる友人に、これ食べる?とはやらないタイプ
な~んだ
やっぱり有田さんと私、どっこも噛み合わないわ
自分に無いものを持つ人に惹かれるというところではその通りですが、ここまで違うとね
笑うしかない
北邦野草園
旭川市郊外東鷹栖嵐山の「北邦野草園」
19日(日)に家族で行って参りました
新聞には前日18日に開園したと掲載されていましたが、まだまだ寒さが残るこの土地で、本当に花など咲いているのか、正直半信半疑でした
しかも平地ではなく、小さくても山となれば、尚更。
果たして…
園の入口前に架かる橋の上の表示。
北海道にある地名や川の名前のほとんどがアイヌ語から派生してます。
このような看板は、どこででも見ることができますが、アイヌ語ならではの発音に、笑ってしまうこともしばしば
今回も、カトちゃんかっと、ひとツッコミ入れさせていただきました
入口を通って中に入るとすぐにある建物「嵐山公園センター」。
まずはそちらで、たくさんの花の写真を拝見
可愛いふくろうの写真には、思わず見入ってしまいました
今回は見られませんでしたが、昨年仕事でこちらに来させていただいた際には、ふくろうのヒナを肉眼で見ることができたのですが、もう可愛くて可愛くて
センターを出ると、公園の遊歩道。
かなり広い敷地のため、全て歩こうとすると2時間もかかるようです。
小川のせせらぎを聴きながら、歩くと見つけました
フキノトウとヤチブキ(エゾノリュウキンカ)
こんな寒い中でも一生懸命生きて花を咲かせている姿に、柄にもなく感動
私の中にも、自然を愛でる気持ちというものがようやく出てきたようです。
ただ単に、歳をとっただけか
もう少し歩くと、池とも言えないような大き目の水たまり。
どうやら何かが棲んでいる様子
わかりますか
川面に光が反射して、ちょっと見えにくくて申し訳ありません
でも、葉っぱの上に、エゾサンショウウオくんがいるのです
白い物体は、サンショウウオくんの卵。
カワイイっと母と二人、思わず叫んでしまいました。
おもしろいのは、彼らの卵。
植物の茎から卵を産んだのか、傘状になりぶらさがっているものもあるんです。
神秘的ですね
同じところに、カエルくんもお座りしていて、みんなひっそりと、しかし逞しく生きているのだな~と勇気づけられました
その先を少し歩くと、アイヌ民族の住居(チセ)を再現したものが展示されています。
中には囲炉裏のようなものがありました。
それにしても、アイヌの方々は昔本当にこんな住居に住んでいたのでしょうか
北国の冬を越すには、相当寒かったと思われます。
外にあったトイレ。
男性用(オッカイアシンル)と女性用(メノコアシンル)にきちんと分かれています。
これは食料庫。
まだまだ広い公園内。
しかし、我々家族はあまりの寒さに耐えられず、今回はいそいそ帰ってきてしまいました。
季節毎に咲く花も違い、いつでも楽しめる場所ですので、また暖かくなってから、行ってみようかと思いました。
今更ながら、自然や動物というのは、その存在だけで人間の心を落ち着かせ、幸せにさせてくれるものだと実感しました。
それに比べ、人間の無能さといったら、恥ずかしいくらいで、存在意義というものを改めて考えさせられた日となりました。