遅ればせながら、スペインの思い出を書いておかねば。

先月、ロンドンに続いてスペインの学会へ。
母がスペイン大好きだから、ロンドン出発直前から合流。

スペイン人たちの、「駄目でもいいじゃない、思い通りにならなくてもそれが普通」って姿勢が伝わってきて、いい刺激になりました。

まずは、スペインの航空会社。
ロンドンからマドリッド経由でサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かう予定が、出発が数時間遅れてマドリッドで乗り換えが間に合わずに足止め。
夕方サンティアゴに着く予定が夜中にコルーニャという隣町に降ろされる。
それから車でタクシーを拾って、ミッドナイトにサンティアゴ・デ・コンポステーラに着いたという始末。

足止めされたマドリッドで、スペイン語でカウンターのスタッフに文句を言う母。
申し訳ないということで、レストランで一品、食べ物が無料という券をもらった。

「寿司とか豪華な飯が食べたいよ」
と俺がカウンターのおばちゃんに言うと、
「あら、寿司? 私も好きよ。チケットに寿司って書こうか?」
とおばちゃんに笑いながらあしらわれる。

むむ…。力が抜けました。

そして学会会場からホテルに戻るタクシーで、事故る。
交差点近くで接触。
「うわあ、面倒なことになるなあ」と思っていたが、運転手たちは笑顔で示談していたのに驚いた。
降りるとき軽く聞いてみたところ
「お互い傷ついてないしね、車」
って、めっちゃこすり跡ついてますが…。

これがスペインという国なのか。
先月、学会でLondonに行って来ました。

イギリス人って、ずっとジョーク言ってるんだね!


ジョークが際どいから、本気にしてしまって
後から、「あ、あれジョークだったのか!」って思うことが沢山あった…。

たとえば。。。

案内してくれた親の友だち(イギリス人、80歳過ぎの紳士)から
「学会のホームページで君のことを調べたけど、君の苗字と同じ名前が沢山あったから、どれだか分からなかったよー」
と言われ、そうですかそうですか調べてくれたのですか!と嬉しくなってお礼を言ったのだが、
ホームページに俺の名前など載っていないし、ジョークだったらしい。

帰りの送迎の車の運ちゃんからも、「こんなに荷物があるんだったら、追加料金だね~!」
と言われ、
「はあ…、わかったよ…」
と不機嫌になったけど、ジョークだった。

イギリスに住んだら、慣れるまで時間がかかりそうだな!

予定ないけど。



戦争文学の傑作だと感じた。

「行けるところまで行って、動けなくなったら殺されてもいい。死ぬまでだ。~(中略)~私は不意に心が軽く、力が湧くように思った。」

極限状態に置かれた人間の思考や行動が生々しくて、まるで自分もフィリピンの戦場にいるような、身につまされる感覚で読み進めていった。


そして何より、大岡昇平氏の優れた表現力、文体に魅力を感じました。