はっぱ隊 | 清水産婦人科 公式ブログ

清水産婦人科 公式ブログ

滋賀県草津市にお産と不妊治療を専門とする産婦人科クリニックとして2013年9月4日にオープンしました。
クリニック情報発信のブログです。

みなさん こんにちは、院長の清水です。


さて、今日は私の現在の職場、滋賀医科大学産婦人科のことを

少し紹介させていただきたいと思います。


さて、みなさんは大学病院というものに

どのようなイメージを持たれてるでしょうか?

・研究病院?

・大きい病院で安心?

・何か専門的な病院?

・医学生がいる病院?

・偉い高名な先生がいる病院?

・白い巨塔のように教授が権力を利かせている?

(小説家の山崎豊子が描いた白い巨塔という、

ドラマ化もされた話をご存知でしょうか?)


実態は下の写真です(笑)。

先日の滋賀医大産婦人科の歓迎会での写真です。

(プライバシー保護のためぼかしています)

若手の先生がはっぱ隊で教授をかこって踊っています。

教授ものりのりでいっしょに踊っています(笑)



清水産婦人科 公式ブログ

もちろん、これは歓迎会という宴会のことであって

みなさん仕事の時はチョー真面目ですよ。

(誤解のないように念のため)


滋賀医大産婦人科はみんなとても仲が良く、

わきあいあいとしています。

もしかしたら仕事の対象の患者さんが

すべて女性ということが、産婦人科医を

丸くしているのかもしれません。


大学病院というところは一般的に、医学部

の付属病院なんですね。

日本では医者になるためには高校を卒業して

医学部に入学するのですが、その医学部に付属する

病院なんです。

その役割はいくつかあって、

1、普通の総合病院として機能

患者さんを診察して、検査して、治療するという病院としてあたりまえの役割


2、医学部生の実習、卒業したての若い先生が、

ベテランの先生の診察や手術を見て、勉強や研修する場


3、まだ研究段階の治療を患者さんと相談の上行う先進的医療の現場


4、基礎的な研究の場

テレビ等で話題になったノーベル賞を取った山中先生のiPS細胞

なんかの研究など


これらの役割は皆さんが思っておられる大学病院のイメージに

近いでしょうか?

滋賀医大産婦人科も同様の役割を担っています。


では、

そこで働く医者はどのような人たちでしょうか?


一般的にトップから順にならべると

教授、

准教授(昔は助教授といってました)、

講師、

助教(昔は助手といってました)、

医員、

研修医

になります。


すごくわかりずらいネーミングですよね。

講師って普通、何かを教える先生という意味で

使いますし、助教ってどういう意味?って思いますよね。


一般の会社に例えると

教授=社長

准教授=副社長

講師=部長

助教=課長~係長

医員=一般社員

でしょうか?


滋賀医大産婦人科には総勢約25人の医者が働いています。

教授、准教授、講師がそれぞれ1人、

助教が10人前後、医員も5人前後、研修医7人前後でしょうか。

がん治療を専門にする医者、お産を専門にする医者、不妊治療専門

など、それぞれが得意とする分野を受け持っています。

若い先生はまんべんなくいろんな分野を学んで、

将来的に自分の専門を決めていきます。


私は大学病院に約15年勤務してきました。

仕事も満足していますし、上の写真のように

とてもみんな仲が良くて仕事環境にも恵まれました。


開業すると決まって準備も進んでいる中で

こんなことを感じるのはどうかと思うのですが、

正直、この滋賀医大産婦人科を去るのは

さみしいんですよね~。。。