リハーサルの一場面

　２月７日　私も賛同し実行委員会に参加している「ポロロッカ」枚方公演（月桃の花歌舞団）リハーサルを見学に行きました。

　舞台はある市民病院。医療現場で働く非正規労働者たち、そこにはブラジルから来た沖縄移民の子孫「マリア」もいる。マリアと父も派遣で首を切られた同僚の派遣労働者「あや」を軸に物語が進む。３か月で追い出される入院患者、派遣切りあう看護助手、医師不足で過労のため倒れる医者・・・医療現場の崩壊が描かれる。また、マリアはイラクから帰還後に自殺した恋人がおり、心に傷が残っている。

　派遣労働、貧困、医療崩壊、などの現状を鋭く切り取とっている。そして、自分たちには未来はないとあきらめていた「あや」、自分たちの責任ではなく、格差と貧困を作りだす政策を変えなければと気付き、現状を乗り越えて立ちあがる。

　通し稽古の後、舞台監督からの厳しい指摘が続きました。そこまで行ったら自信を失うのではなど,はたの心配をよそに、いい舞台をつくるための歌舞団の皆さんの真剣な取り組み。

　２１日は、きっといい舞台になると思います。お勧めです。枚方公演、ぜひおいで下さい。

日時：２月２１日（日）１６時３分開場　　１７時開演

場所：メセナ枚方（枚方市駅下車７分）

ポロロッカ枚方公演においでください