気がついたら半年も更新していませんでした。 | 思考の散歩道

思考の散歩道

毎日いろいろなことを考えています。そんな思考の散歩で感じたことを書いていきます。

前回の更新が昨年の107日だから半年振りの更新になります。

昨年の春から私や私の周りで変化が起こり始めてやっとステージが切り替わった感じです。

母になった人、親の介護をすることになった人、やっと親の介護から解放された人。

先日親の介護がやっと終わった仲間が職場にやってきて「寂しさもあるけれどホッとした、これで婚活することができる」と言っていました。彼は40歳から45歳までの五年間を父親の介護のために費やしました。私は母の介護と父親の介護がありました。友人とふたりで「介護は救いがないよね、頑張っても、頑張ってもどんどん状況は悪くなっていくだけ」、と。終わった後につかった時間と労力に意味づけするために「親孝行ができてよかった」と無理に言い訳していると私は当時思いました。

さて、今日は久しぶりだけど長いです。でも手抜きです。

先日受けた勉強会のシェアです。

【愛と力の動的平衡】

 愛は関係性、全体。力は主体性、個。

多くの人たちが、漫然とした予定調和的な日々の暮らしの中で人生における意義を見失うなか、創造的な人生や地域へとシフトしていくためのチャンスは、自分が抱えている矛盾やジレンマの中にこそあります。矛盾・ジレンマとは、自分の思い通りにしたい二つの事柄のうち、一方を思い通りにすると他の一方が必然的に不都合な結果になる局面であり、それは当人にとって非常に苦しく避けて通りたいものですが、その状況にこそ創造的な人生や活性化された地域へとブレイクスルーする鍵が隠されています。

では、創造性を生みだす契機となる「矛盾」の本質とは何でしょう?

愛と力は補完関係にあり、どちらか片方に偏るのではなく、両方を「動的平衡」に力動させていくことが新たな創造的現実を生むための鍵となります。

「愛なき力」は実際に無謀であり乱用されやすく、組織や社会の変革に関わる人間が、自分と他者が相互に依存関係にあるという認識を欠いて自己実現のためのみに行動すれば、その結果は思いやりのないものになり、支配的なものとなります。

「力なき愛」は実際に感傷的で実行力に乏しい。人間の相互依存性を認識し、共同体に一体感を与えようとするのはいいですが、現場における各人の自己実現を妨げるのであれば、何の変化も生み出さないだけでなく、かえって望ましくない状況を強化することにもなりかねません。

引用以上

仕事で多くの経営者と関わってきましたが、人は自分の成功パターンを繰り返すものです。多くのビジネスモデルを作っていると言う人でもパターンは基本的に同じになります。

同じ成功パターンを繰り返しているだけなので「こうすれば結果はこうなる」と予定調和的な日々になってしまいます。

創造的に生きるには「力」(主体性・個)に重心を置く、そうすると「愛」(関係性・全体)が保てなくなり不都合が生じる。それに気がついたならば「愛」(関係性・全体)に重心を移す。この繰り返しが人を成長させ創造的な人生を作ることになります。

常に不都合を生み出しながらそれに気がつき対処しながら自分を変化させていくことが創造的な人生をつくる方法です。

この話を聞きながら思ったこと。

予定調和的な生き方をしていると問題が表面化しない。

トラブルや矛盾が起こらない人は「愛」にも「力」にも軸足を移さずに「動的平衡」をしていない。

トラブルや矛盾に気がつき、受け入れるには勇気と強さが必要。

【愛と力のジレンマ】

愛と力の両方を発揮するということは、二本の脚で歩くことと似ています。二本の脚で歩くということは、二本同時に動かしたり、常にしっかりとバランスをとっていることではありません。

むしろ、一本を先に動かし、次にもう一本を動かしながら、片方の足の立場から見れば常にバランスを崩しながら、両足を使って「動的な平衡を保っている」ことを意味しています。

誰かを「愛する」とき、自分自身の関心を無視していないでしょうか・・・・

また、「力で動かす」とき、相手の関心を無視していないでしょうか。

けれども、愛と力は、利己心と自己犠牲のように対極にあるものではなく、パートナーシップのように補い合うものです。

他者の利益を認めない創造的な力などありえないし、同様に、他者のことばかり気にして自己を見失うようなら、健全な愛とはなりえません。愛と力は双方向・相補的なものです。

創造性を発揮できる自分になるということは、何か特別な能力が開花してこれまでの自分と別人のようになることではありません。以前よりも全体に目を配りながら、主体性を持って選択と行動をしながらも、それでも前に進むうちに、よろめき、転んでしまったりします。

けれどもその度に、気づき、調整し、前進し続ける能力を持ち得ていれば物事を成し遂げていきます。

引用以上

最後の気づきは「内なる否定力」になります。

またバランスをとりながら、まるく治めることが創造的な生き方でもありません。常に「破局と創造」が繰り返される中で予定調和ではない創造的な生き方が可能になるのです。

私はここ7年くらいを「主体性と個」に軸足をおいて創造的な生き方をしてきました。しかし、さすがに無理が出てきたので軸足を「関係性と全体」に移し終わったのが先月でした。大きな破局を起こしたので次は創造です。

さて、勉強会は全体と個の関係性が生命、自然界、地球、太陽系、宇宙、四次元時空間と異次元空間と進みますがこの辺でやめておきます。