10月もそろそろ終わろうとしているのに、陽射しの強さに気温も上がり、夏日が続いておりますね。

 

11月には立冬を迎えるわけですが、長期予報では11月に入っても所々で夏日が予想されているそうで。

 

なかなか季節感を感じにくいこの頃です。

 

それでも、低山ですが平地より少し高いところでは、秋の象徴を見つけることができました。

 

秋の季節を告げる、リンドウ(竜胆)の花。

 

 

 

 

霜が降り始めるころに花をつけると言われています。
 

 

 

今年は10月23日が二十四節気(※1)の「霜降」(※2)でした。

 

高いところでは、季節と自然が一致しているようですね。

 

※1:1年を春・夏・秋・冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの。季節の指標となるものです。
秋は、以下のようになります。
立秋(りっしゅう)8月8日頃
処暑(しょしょ) 8月23日頃
白露(はくろ)  9月8日頃
秋分(しゅうぶん)9月23日頃
寒露(かんろ)  10月8日頃
霜降(そうこう) 10月24日頃
 

※2:霜が降り始める季節を表していますが、日本では北国か高い山のことで、平地ではまだ霜を見ることはありません。もともと寒冷な中国・華北地方の気候に合わせてあるためです。

 

 

 

リンドウの花言葉の一つに、「正義」があります。

 

この「義」に注目します。

 

人の徳性を表すものとして、「仁・義・礼・智・信」があります。

そして、それぞれは五行に配当されます。

仁=木、義=金、礼=火、智=水、信=土

 

それぞれの徳性を簡単に説明しますと、

仁:人が守るべき理想の姿。誠、思いやり、優しさ、慈愛、慈しみ、あわれみの心。

義:人の歩んでいく正しい道のこと。道理。義をおろそかにすることは道を踏み外すことになる。

礼:敬い慎む心。自分を謙遜し、相手に敬意を持って接すること。

智:人や物事の善悪を正しく判断する知恵。是非を判別する心。

信:心と言葉、行いが一致し、嘘がないことで得られる信頼。

 

 

リンドウの、地面から天に向ってスッと伸びたその姿容は、まっすぐに正しい道を示しているようにも見えます。

 

この「義」が配当される金ですが、金の季節は秋にあたります。

 

 

 

 

また、もう一つの花言葉に、「悲しんでいるあなたを愛する」といったものがあります。

 
この花言葉は、リンドウが群生せずに、ぽつん、ぽつんとそれぞれが独立して咲く特徴から、このような花言葉がついたとされています。
 
悲しみを感じる心にそっと寄り添うようなイメージがリンドウにはあります。
 
お供花にリンドウが入れられてるのにはこうした意味合いもあるのでしょうか。
 
この「悲しみ」という感情も、金にあたります。
 
 
 
リンドウは、まさに秋を代表する花ですね。
 
 
 
ススキもたくさんありました。
 
昔は秋になればよく見かけた景色ですが、ちかごろは······
 
 
秋冷の風にそよぐススキ。
 
寂寥感を感じさせます。
 
 
 
自然は情感を豊かにして、心を育ててくれますね。
 
 
 
努めて心を向けるようにしたいものです。
 
 
観山紫明
 

 

 

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