彼女の涙を見た時に、
僕は、
この為に横浜に呼ばれたんだろうな。
想った。
ずっと、痛みに堪えて来たんだろうな。
自分の痛みで相手を思いやる。
そんな出会いだったと想った。
優しい方なんだろうな。
想った。
痛み止めのお薬も効かないお年寄りな者が、
外で、
日焼けで真っ黒になって働いてる。
少しは慰めになっただろうか!?
想った。
彼女に言った様に、
眠る為に、今夜も焼酎を五合飲みます。
そんな頃、
ん!?
登録されていない番号から電話があった。
しもしも。
派遣社員さんだった。
どこにおっても、お元気で。
僕の電話番号を書いたメモを置いといた。
昨日から、
埼玉の現場に入りました。
良かったですね。
お話をした。
あの若者も現場に来なくなりましたよ。
僕が来てから、
辞めて行く者、11人目と12人目決まっています。
原因は、同じです。
僕ですか!?
僕の茶色い目は、決して弱くないからね。
覚悟がいるんだと想ってます。
お話をして、
お盆休みまでには、東京で飲みましょう。
らしい。
渋谷だな。
渋谷の街は、慣れているからな。
圧倒的に違うのは。
おっさん2人の飲み会。
美味しいを求めていない飲み会だろうから。
焼き鳥屋さん辺りで良いだろうね。
美味しいお食事に行きなさいよ。
とっても大切な事なんだよ。
想っているよ。