こんにちは、こんばんは、タロット占星術師の嶌たけるです。
今日はちょっと自分の「夢」について触れてみたいと思います。
皆さんは、夢とか持っていますか?
今日の話は「俺の、私の夢はこれです!」って言い切れる人にはあまり関係ないというか、あまり響かないと思うので、ここで読むのをやめてもらった方が良いと思われます。
自分はそれこそついこの間まで、夢というものが何なのか分からずにいて、最近ようやく、「こういうことなのかな?」と思えるようになってきた、そんな状態です。
だから、今日は「夢って言われても、よく分からない」という人向けになると思います。
これまで「夢リスト100」みたいなやつ、書いてみたことは何度もあります。
欲しい車、住みたい家や場所、行ってみたい旅行先、欲しい収入、手に入れたい資産などなど、あれこれと書き記してきました。

でも、何かしっくりこないというか‥
自分が大好きなサザンオールスターズの歌う『ミス・ブランニュー・デイ』。
その歌詞には、「みな同じそぶり」「誰かと似た身なり」「月並みを愛し」という言葉が出てきます。
いわゆる「ステレオタイプ」な夢や欲望に対するアンチテーゼなのですが、自分が書き出す夢リストもまさに「ステレオタイプ」だった訳です。
ただこの物質社会に生を授かり、その世界を生きて入れば、たいていの人はそんな風になっていくんだろうなとも思います。
簡単に言えば、現代人の多くの人が「夢=物質」の人生を生きてしまっている。
そして、自分はまさにその申し子のように生きていました。

「マズローの欲求5段解説」は有名な理論ですが、少し解説を載せておきます。
マズローの欲求段階説(マズローのよっきゅうだんかいせつ、英: Maslow's hierarchy of needs)とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。ただし、科学的にに実証されたものではない。
自己実現理論、自己実現論、欲求5段階説などとも呼ばれる。
ピラミッド状の階層を成し(なお、マズローの著書にはピラミッド階層についての言及はされていない)、マズローが提唱した人間の基本的欲求を、高次の欲求(上)から並べる。
Wikipediaより引用
このマズローが提唱する「欲求5段解説」によれば、物質的な欲求を追い求めているということは、まだ低次な欲求段階にいるということを意味しています。
つまり、「夢リスト」に物質的なものが多く現れてしまうということは、まだまだ「欠乏」の感覚の中に生きていて、「本当の自分の夢」が分かっていないということになるのだと思います。
こんな感じで偉そうなことをぬかした自分ですが、今でももちろん物質的な欲求というものはあります。
ただ、「あなたの夢は何ですか?」という問いに対して、以前とは違った感覚で答えることができるようになってきたという実感があります。
それはきっと、自分自身に対する理解が深まってきているからなのだと思います。
占星術というものを通じ、自らの宿命に対する理解が進んだことも一つの理由ではあるのですが、最も大きかったのは自分自身の「快・不快」に向き合ってきたことだなと思っています。
次回はその辺りについてもう少し掘り下げをしてみようと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
See you!