ノルバデックスを飲み始めて先月の2月10日で5年が過ぎましたが、余っているノルバちゃんを捨てるのが心苦しく、飲み終わったぞ~!!の、できる治療をやり遂げた感を経て次に進みたいと思ったので、引き続き飲んでおります。


でも次のステップに向けての準備もしていこうと思い、5年を迎えた節目のPET-CTをお願いしました。


手術をしてもらった最初の主治医からは、術後のCTやPET-CTのエビデンスはないけれど、私自身の経験上、リンパ節転移などもっと早く見つけられたらと悔しい想いをしたこともあるので、1年に1回は全身の検査をしましょうね、と言われていました。


でも主治医が変わりに変わり、新しい主治医はなるべくエビデンスのない検査はしない!という考えで、術後1年目だけCTを撮ったっきり、その後は全身の検査はしていませんでした。


このたび治療が終わる5年の節目、全身を調べてもらい再発・転移がなければ、次の赤ちゃんへのステップに進みたいなと思い、PET-CTをお願いしました。


うるう年の2月29日、病気が分かってすぐに意味も分からずに受けたPET-CTを、5年以上ぶりに受けてきました。


その結果を聞きに4カ月ぶりの診察に行ってきました。


いつもは待合室ですごく待つのに、今日はガラガラ。

そしてすぐに1番のお部屋に呼ばれました。


新しい主治医になって2回目の診察。


4人目の主治医です。


椅子に座るか座らないかのタイミングで、

「PETね、大丈夫だったよ~!再発・転移はなかったよ」と言っていただき、ホッとしました。


「ただね、卵巣腫瘍や子宮筋腫やら3つくらいあるみたいなんだ~」と。


えぇ~!!と衝撃を受けました。


子宮体がん検査、半年に一度受けてくださいと言われていましたが、東京にきてそんな受けなくていいと聞き、ほとんどサボっていた私。それでも2年前には検査に行っていて、子宮は卵巣もきれいだと言われていたので、私にまさか卵巣腫瘍や筋腫があるなんて…。


PETの画像を見せてもらいながら説明してもらいましたが、確かにポコッと丸いものが3つ画像に移っていました。


PETがOKであれば、婦人科のリプロ外来にかかろうと思っていたのだけど、思いがけず婦人科に行くことに。


先生はリプロで予約を取るか、腫瘍を見るための婦人科で予約取るか迷っていましたが、結局翌日に診てもらえる枠があり、そこで予約を取ってくれました。


これから赤ちゃんがほしいなぁと思っていたところで、卵巣腫瘍や子宮筋腫があったらどうなるのだろう。


ブレストの先生は専門じゃないのでよくわからないので、詳しく婦人科で聞いてきてくださいと言われました。


カルテがいつもの処方箋の画面に。

お薬は3月末まで残っているので飲む予定のことを伝えました。

一応、「お薬、やめてもいいですよね!?」と再確認。

先生は「はい、いいですよ」と言ってくださいました。


そして今後の妊活のことを聞いてみると、ノルバを飲み終わったら、3ヵ月くらいあけてから妊活できますが、ホルモン陽性なので、ホルモン補充はしない形を進めていますとのこと。


あと、乳腺外科と婦人科とのカンファレンスも週に1回行われているらしく、連携がしっかり取られているの大丈夫ですよと言っていただき、安心しました。


「ホルモンを補充するなど相談したいことは先生に聞いてもいいのですか?」と聞くと、「もちろんです」と。


次の診察はいつなんだろうと心配していると、妊娠のこともあるので4カ月後に診察予約取りますか?と言ってもらい、「お願いします!!」と。安心でした。


あと遺伝子検査のことも聞いてみました。


先日別の先生から、遺伝子検査のことは、若年性であれば、遺伝カウンセリングを受けた上できちんと知ってから受けるか受けないかを選択することが大切だと言われたのです。


私が乳がんになった5年前は、まだアンジーニュースより随分前で、遺伝性の説明はありませんでした。

今は、若年で乳がんになるということは、その可能性が考えられるそうで、若年性乳がん患者さんには必ずその遺伝性の説明があるそうです。


主治医より、遺伝性について説明してある冊子をもらい、リスクを説明してくれ、遺伝カウンセリングを受けてみるのもいいですよと言われました。


ちょっと考えます。


そして初めて、処方箋をもらわずに診察室を出ました。


受付で「処方箋はありませんか?」と確認され、大きな声で「はい!」。


だけど、再発・転移なく治療の終わりを迎えられたのは嬉しいけれど、子宮と卵巣のことが気になって、気持ちはモヤモヤでした。。


明日もまた病院。


がんばれ、私。