以前、担当していたクライアントのパートナーAさんは、監査の現場を訪れるたびに

「お前らがSOSを出してけーへんから、わしは暇でしゃーない。なんかあったらすぐ呼べよ!わしはとんでくるでー!!!」

とおっしゃっていました。

そしてそのときは訪れました。PCBの処理に関して規制がかかった年でその処理費用を引当金として計上する必要がある旨、指摘したところ、経理部長が激昂し、「パートナーを出せー」と監査部屋で暴れだしました。

で、Aパートナーに電話したところ「わしゃいそがしくていけんわ、あんじょう頼みます。」

といい電話を切ってしまいました。

その後の監査部屋の雰囲気が最悪であったことはいうまでもありません。

それから、時が過ぎ法人内で、クライアントごとの慰労会で、Aパートナーにお会いしました。

わたしは酔っていたのと、次の転職先も決まっていたせいか、

「パートナーは身を隠すのと、自分がズラであることを隠すのはとってもお上手ですねー。」

なんて、社会人としてあるまじき言動を発してしまいました。

それからそれから、何ヶ月も過ぎ、転職先で業務をしていたところ、誰からかわからない番号から電話がありました。電話に出てみると

「わしや、わしや○○監査法人のAや。久しぶりやなー、元気にしとるんか?」

A氏からの電話でした。

「ししまるくん、わしやったでー。あの経理部長を監査対応からはずしたでー。」

という内容でした。

とっても愛すべきパートナーだなーと思ったとさ。

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