ソファに倒れこむ私。覆いかぶさる彼。
この状態になっても、りょうくんは唇を離してくれないどころか、一層激しく絡んできた。
「んっ・・・んん・・・っ」
思わず声が漏れてしまう。
それでもりょうくんは構わずキスを続ける。
その上、背中に回していた手をゆっくりと前へ移動させてきた。
ビックリした私は咄嗟にその手を止めて、無理矢理唇を離した。
「んっ・・・」
目を開けると、頬を赤く染めたりょうくんが私のことを見下ろしていた。
真っ直ぐな視線に、私の鼓動は激しくなる。
「嫌?」
掴まれた手をそっと外して今度は指を絡めながら、りょうくんはそう訊いてきた。
「嫌・・・っていう訳じゃないけど・・・」
「じゃあ」
と言って今度は首筋に唇を寄せる。
私の鼓動はさらに早くなった。
「んっ。ちょっ・・・待っ・・・」
私は首を竦めながら、必死に抵抗する。
「どうして?」
「どっ、どうしてって・・・」
「なんでも願い事きいてくれるって。」
「言ったけど・・・」
「じゃあ・・・」
「待っ・・・心の準備が・・・」
そう言いながら私はりょうくんの下から抜け出そうと試みた。
でもしっかりと私を包んでいる腕は簡単には解けなくて、結局何も変わらなかった。
「無理。待てない。」
「えぇっ?!」
「今まで散々我慢してきたのに、今更ダメと言われても。」
「そっ、そうかもしれないけど・・・」
「もう我慢する理由がないです。僕だって緊張してるんですから、先生も覚悟決めてください。」
りょうくんは相変わらず私を見据えたままそう言った。
「・・・分かった。じゃあせめて場所だけ変えよう。ここじゃ恥ずかしすぎる。」
そういって私は寝室の方に視線をやった。
りょうくんはすぐに察すると私から体を離して、次の瞬間、ひょいっと私を抱き上げた。
「ひゃあ!」
急に体が宙に浮いて、私は変な声を上げてしまった。
「逃げられたら困るので。もう離しませんよ?」
そう言うとりょうくんは私をベッドの上へと連れて行った。
こうなって初めて、私はずっとこうなりたかったんだなと思った。
りょうくんの動作ひとつひとつに愛情が込められていて、私はどんどん満たされていった。
そして私もそれを返すと、りょうくんもまた満たされていくように応えてくれた。
ずっと解けなかった方程式が、やっと解けた気がした。
昔から、思ったことや考えたことを文字にするのが好きでした。
気が向いた時にちょこちょこ記事にしていきます。
最近多忙につき、まとまりのない文章のままUPしていますがご了承下さい(-ω-;)
