中野区の待機児童を減らす会

中野区の待機児童を減らす会

  平成25年4月の入園申し込みにて、一次不承諾だった母親達で活動をはじめました。
  現在育休中の方、すでに保育園に行っている方、是非つながってください。

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(アクセスありがとうございます。今年(2017年)は、今のところ当方主導では署名や要望書の提出は予定しておりません。署名や要望書を出したい、異議申立をしたい、等、ご質問等ありましたらお気軽にご連絡くださいね。)

 

  普段はなるべく連絡事項に絞って書いてきたこのブログですが、今回は自身の子が待機児童になったときの体験を書いてみました。イチ母親としての思いを、書いておきたい。と思ったのです。

 

 

毎年2月になると、数年前、認可がどこも決まらず、認証も入るあてがなかった日々のことを思いだします。

 

認証保育所にかたっぱしから電話するも、見学予約ができればいいほうで、ほとんどのところは、もう無理だと思いますが…と、一応連絡先をメモしてくれる程度。

 

子供が寝ているうちに、とあせるあまり、同じところに2回電話してしまったり(汗)。そこの保育士さんに、「保育園によって方針も大きく違うのですから、どこでもいいってわけではないですよ」とたしなめられてしまいました。

 

そのとおり。でも、考えに考えて書いた認可保育園申込の希望と順位は、すべて落ちたから、なんの意味もなかった。

 

“どこでもいいわけじゃないって、一番思っているのはこの子の母親の私なのに…”そう思ったら、くやしくて、悲しくて、涙がボロボロこぼれた。でも、泣きながら、やっぱり片端から電話している私。なんだか なさけなくて。なにをやっているんだろう、私…。

 

これからの子供との生活、仕事のこと、将来のこと、たくさんたくさん迷って、考えた。でもやっぱり、私には、子供を預けて今の仕事を続けることが、総合的に考えて一番良い選択肢だと思えた。

 

 

  毎日のように、真冬の寒い中、子供を抱っこして、電車やバスに乗って、他区も含めて見学へ。でも、入れる見込みは全くなかった。

 

  そんなとき、杉並区のママさん達が区役所前で「保育園を増やせー!」とシュプレヒコールをあげて、私みたいな思いをしている人は私だけじゃないのだと思えました。

 

 そんな中、最初に代表をしてくれていたIさんが言ってくれたのです。「保育園に入れなかったのは、私達が保活に失敗したからだとか、そういう問題じゃない。保育園が絶対的に足りない、今の現状がおかしいんだ」と。

 

  こうして、「中野区の待機児童を減らす会」ははじまり、3年連続で署名提出と要望書の提出を中野区に対して行ってきました。

 

 各地域の親が声をあげ、世論が盛り上がったことで国や行政が動いてくれました。待機児童は一向に減らないままですが、保育園は増加傾向にありますね。

 

  現在決まっていない方、まだまだキャンセル等も出て、動きがあります。今仕事を再開したほうがよい、と思われるなら、是非あきらめずにいてくださいね。