わが家に新たなる猫が仲間入りして、約1年。


極寒の地であるシベリアを生き抜く術を身につけた長毛種「サイベリアン」の女子で、ショップからわが家に来たときは生後4か月。


まさにもふもふ!


約1年、一緒にいて確信したことがあります。

わが家の猫は、女王猫。。。!

ペットでもなく、家族でもなく、わが家に降臨した、女王様。

こちらから飼いたいと望んでも、出会える確率はほとんどないと思われる、女王猫です。

そのプライドの高さによる徹底したツレない態度は、持って生まれた女王の気質そのものだと思われます。

頭もよくて賢く、常にこちらを監視しているような感じです。

なので、「この猫バカだね〜」と思ったことは一度たりともありません。

以前に飼っていた、とってもフレンドリーな猫ちゃんたちとの想い出を一から覆すツレない態度とその仕草は、女王猫と言う結論を出すことで全て納得できます。

常に「ほっといて!」という態度を徹底的に貫く、まさに鉄仮面のような女王猫。

女王様は、触ろうとするとすぐ噛みつきます。

長年猫を飼っていますが、こんなに噛みつく猫は初めてです。

今まで飼っていた猫は、「よしよし」と撫でるとゴロゴロ言いながら目を細めてとても喜んでくれました。

が、女王様は触られるのが大嫌いなので、少しでも手を出そうものなら、間髪入れずに「ガブッ!」ときます。

抱っこをしても、ものの数秒で「早く下ろしなさい!」とクネクネして嫌がります。

その後、下ろした瞬間「なにすんのよ!」って感じでイカ耳となって怒りをあらわにし、足元にガブッと反撃の一撃を食らわしてきます。

とにかく、気が強い。。。

ちょっと抱っこしただけなのに。。。

なんでそんなに気が強いのか?

女王猫だから!

女王様にはスキンシップは必要ないので、人に対して甘えることや媚びることは一切ありません。

一般的にサイベリアンは人懐っこくて飼い主に従順な猫とか言われていますが、わが家の女王様には全くそんなの当てはまりません。

ツンデレどころか、ツンしかありません!

が、全く愛想がなくても、猫好きにはそんなツレない態度がたまりません。

だって、女王猫だもん!

なので、女王様はお腹が空いても一切媚びません。

普通なら、お腹が空くとニャーニャー言ってしつこい位に足元にまとわりつきますが、必ず一定の距離を保ってこちらの様子を伺っています。

が、キャットフードの準備ができると、初めてニャーと言います。

このニャーは「準備ができたら早くよこしなさい!」と言う命令です。

女王様は一日を通して全く鳴かないので、この「ニャー」は貴重な鳴き声です。

鳴かない代わりに「グルルッ」と、よくボヤきます。

わが家の女王様の場合、この「グルルッ」はネットなどで説明されている感情表現とは少し違うようで、

人間で言うと、単純に「あっ!」「うっ!」「えっ?」「おっ!」「まじ?」の端的な言葉を発している感じです。

たまに、「グルルッ」=「ふん!」って感じで、捨てゼリフを吐いて立ち去るときもありますが。

女王様はとてもお行儀がいいので、テーブルやキッチンの上にのって、食べ物などを物色するということは全くしません。

これは、プライドが高い女王猫の証です。

女王様は猫じゃらしが大好き!

猫パンチ。

猫じゃらしをぐるぐる回すと、必殺技のスカイラブハリケーンを炸裂させます。

猫の名前は、私の大好きな近鉄特急しまかぜにあやかって「しま子」と名付けました。

と、言いたいところですが家族会議で却下され、代々飼っていた真っ白い猫の名前を受け継いで、三代目「しろ」となりました。。。

女王様は強靭な肉体を持っているので、わずか生後4か月でも二足立ちが安定しています。

ある日の出来事。

留守番用に三階建てのケージがあるのですが、いきなり走ってきて、一気に2メートルほどの高さの天井まで側面をよじ登りました。

さすがに降りられないだろうと思い、救出すべく近寄ると、なんと50センチほど離れた位置に置いてあったキャットタワーを認識して、いとも簡単に忍者のように飛び移って降りてました。

女王様は、優れた空間認識能力を持っており、運動神経も抜群です。

私の宝物、近鉄特急しまかぜのオリジナルグッズの「とことこしまかぜぬいぐるみ」と対面させてみました。

一応ぬいぐるみなんだけど、無関心みたい。

ほんとに無関心。


て言うか、ビビってる?

すかさず、しまかぜ隊長にガブッ!

でもやっぱり、しまかぜ隊長にビビりまくる女王様でした。

とことこしまかぜぬいぐるみは、現在は販売が終了しており貴重な逸品なので、遊び道具に使うのはうかつでした、今後気をつけます。

なんやかんやで、女王様が子猫の体型を維持していたのは、わが家にきてからわずか三ヶ月ほど。

キャットフードは毎回ガッツリ食べるので、あっという間にデカくなり、約1年後の姿はこちらです。

ビフォー(生後4か月)

アフター(生後1年と4か月)

もう立派な成猫なので、まぶしいばかりの女帝のオーラを放っています。

とにかくデカい。

威風堂々、凄い貫禄。

まさに魅惑の女王猫。

わが家にきたときの体重は1.75キロでしたが、約1年で5.25キロほどになりました。

一応、ショップに女王様のお父さんとお母さんの体重を確認しましたが、お父さんは約5キロ、お母さんは約4キロとのこと。

すでにお母さんの体重は超え、お父さんの体重も凌駕しようとしています。

外には出さない家猫ですが、人と同じで猫も女性特有の病気になりがちだと獣医の先生に言われたので、避妊の手術はしてあります。

術後に先生に太ると言われましたが、その影響は間違いなくあると思われます。

サイベリアンは3歳までは成長すると言われているので、どこまでデカくなるのだ? うちの女王様は。

ちなみに、避妊の手術をしたら少し性格が丸くなったみたいで、おでこと頭の後を撫でるだけなら、ガブッと噛みつかれることはありません。

が、欲をだしてお腹のあたりを撫でようとすると、すかさずガブッとやられます。

しかもその後すぐに足元めがけて「カブッ!」っと反撃の一発をかましてくれます。

別に人のことが嫌いという訳ではなく、こちらが何もしなければ攻撃することもなく、大人しいものです。

ただし人のことが大好きという訳でもないみたいですが。

人には一切甘えない鉄仮面のような女王猫なので。

女王様は小さいネズミのぬいぐるみを追っかけるのが大好きで、毎日する猫ダッシュのおかげで、女子のわりに手足はガッチリしています。

しかも、こちらがネズミを投げようとして、テイクバックを始めた瞬間、猫ダッシュを開始するという、恐るべき感のよさを発揮しています。

タイミングが合えば、ジャンピングしてキャッチもしながらそのまま口に加えます。

女王様は気が強くて体もデカく、喧嘩も強そうなので、野良猫になっても女王猫として生きていけそうなたくましさがあります。

とっても賢く運動神経抜群で、クール&ビューティなわが家の女王猫。

これからも、よろしくお願いします。

おわり。