温補(食材)の大切さ | 島川はり灸院(院長ブログ)

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堺市ではり灸院を営んでいます。
各疾患別に治療例を紹介しています。
はり灸の話を中心に日記も書いていきます。

2月の気候は本当に寒くて体に堪えます。



養命酒のテレビのCMでも冷え性対策に温補



いう言葉が使われています。



私は養命酒を試した事がないのでその効果は



分かりませんが温補という東洋思想は大切だと



思っています。



東洋医学では病を患う元は体の状態が虚症の



時であると考えられています。



虚症とは「弱っている」 「不足している」 を意味



いたします。



そして温補とは上記の弱りや不足している状態



に対して温めて補い正常な体にもっていくこと


です。



そこで今回のテーマは養命酒などの漢方薬に代



わって簡単に手に入る食材で温補ができる方法



をお教えしたいと思います。





食材にはその季節にしか採れない旬の物が



必ずあります(今の時代は年中何でもあります)。



例えば、今の時期(冬)に多く採れるダイコンや



ゴボウ、白菜、ホウレン草などの野菜類。



それから、カニやサワラ、タラ、イワシなどの



魚類。 これら冬の旬の食材には体を温める



作用があります。



逆にトマトやキュウリ、ナスなどの夏野菜は



体を冷やす働きがあります。



ですから冷え性の人は1年を通じて夏野菜の



過剰摂取は避けるべきです。



また、冬の寒い間は上に弁じた冬の旬の食材



を摂取していく事が肝要だといえます。



冷え性の人は何も1年中冬の旬の食材を摂れ



と言っているわけではありません。



四季に合った食材を中心に摂っていくべきです。



その季節季節に採れる旬の食材は体に1番栄養が



行き渡るからです(本当の意味での温補)。



今回は温補の大切さを述べましたが次回になるか


分かりませんがその時は五味(酸味、苦味、甘味、


辛味、かん味)について述べる予定でいます。


この五味のバランスは温補と同じくらい健康維持


には必須なものです。





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