2010年12月22日午前、大好きだった祖母がこの世を去りました。


今まで、身内の不幸を経験したことがなかったため、祖母の死と向き合うことは自分にとって受け入れがたく、とても辛い経験でした。


祖母は、本当に女性の鏡のような人で、優しく、始終自分のことよりも他人のことを考えているような人でした。祖母には、本当にたくさん可愛がってもらいました。
こうして、祖母とお別れをして数日経ちましたが、本当に沢山の思い出が鮮明に思い出され、そのたびに涙が溢れ出します。今考えてみると、私が人前で歌うことに大きく目覚めたのも、祖母が大好きだったカラオケ屋さんに私を連れていってくれたことがきっかけになっていたように思います。私が初めてマイクを持ったのは、その時でした。


最後に祖母に会うことが出来たのは、24日の告別式。最期に見た祖母の顔は、病院で見たときからは考えられないほど安らかで、「魂が自由を得た」という言葉がとても似合う姿でした。二度と忘れられない一日となりました。


初舞台を祖母に見せてあげられなかったことは本当に悔いが残りますが、これからは、祖母がいつでも見守っていてくれる、背中を押してくれると心から信じています。





祖母の死を通して、私は初めて「いのち」というものを実感しました。本当に尊くて、儚くて。だからこそ、とても在り来りな言葉になってしまうけど、「生きる」ことはとても価値があって、素晴らしいのだな、とただただそう感じさせられる今日この頃です。







おばあちゃん、本当にありがとう。おばあちゃんの孫として生まれてこれて、本当に幸せだったよ。いつまでも大好きだよ。